シーズンが移り変わるたびに「今シーズンのメイクのトレンドって?」と誰しも考えるところですが、いざ自分で色々と調べてみても、最近の傾向として「“これ!”というものが見つからない…」という方は少なくないと思います。そこで今回は毎シーズンのメイクのトレンドを牽引するM•A•Cのシニアアーティストの池田ハリス留美子さん(以下、池田さん)に【2020春夏トレンドメイク】について直撃しました。
|ファッションと同じく、メイクも“パーソナライズ化”がトレンド
「情報化が進んでいる現在は、もう『こういう風にメイクをしておけばトレンド顔に仕上がります!』という時代ではなくなりました。メイクもファッションと同じく“パーソナライズ化”が進んでいます。つまりは、年齢や性別はもはや関係なく、どうやったら自分らしさをメイクを通して上手に表現できるのか、人任せではなく自分でコーディネートすることが大切。“トレンドとして発信されるものがトレンド”ではなく、“自分をディレクションすることがトレンド”なんです」と池田さん。また、そんな自分のメイクをディレクションをするときには「骨格を整えること、コーディネート、質感の3つがキーワードになる」と言います。
そんなM•A•Cが提案する2020春夏メイクのテーマは「FREEDOM」。メイクアップを通じて自由な表現を提案し続けてきたM•A•Cの信念に通じるそんなテーマを4つのキールックとともに池田さんがM·A·C SS20 TREND PRESENTATIONで解説してくれました。
▲M·A·C SS20 TREND PRESENTATIONにスペシャルゲストの冨永愛さんとともに登場したM•A•Cシニアアーティスト・池田ハリス留美子さん(左)
【SYMBOLISM】
カラフルなカラーを大胆に取り入れて個性を最大に表現するメイクで、色の組み合わせやコラージュのようなデザインにポイントを置いてメイクをしていきます。
「M·A·Cではリップなら約300色、 アイシャドウなら約200色と豊富にカラーを展開しているので、自分らしい個性を引き出す組み合わせが見つかります」と池田さん。中でもパレットではなく1色ずつになっている「スモール アイシャドウ」は自分に合う色の組み合わせを見つけるのに特にオススメとのことです。
【ABSTRACT EXPRESSIONISM】
ブラックや濃いめブラウンを基調に陰影をつける強めのメイクとラメやグロスなどみずみずしい光の質感と組み合わせることで新鮮な表情に導いてくれます。
ブラックや濃いめブラウンのシャドウやアイラインの上にラメのアイシャドウを重ねていくことで、池田さんによると「アイシャドウの煌めきがより引き立つ」のだそう。そんな池田さんがイチオシするのが「ダズルシャドウ エクストリーム」(2020年4月10日新発売・下写真)。
クリームのようになめらかなテクスチャーでメタリックカラーが濡れたように輝くのが特徴です。
【IMPRESSIONISM】
ソフトでロマンティック、 ルミナスをテーマにオンナらしさを表現するメイクで、パステルカラーやクリームテクスチャーを肌に溶け込ませるようにのせていきます。最も春っぽさを感じさせるメイクと言えるでしょう。
そんな【IMPRESSIONISM】のメイクに欠かせないアイテムとして池田さんがオススメしてくれたのが、弾力のあるユニークなテクスチャーのチーク「グロー プレイ ブラッシュ」(2020年3月27日新発売)。特別なテクニックもいらず、肌に溶け込むチークを演出できる優秀さが魅力だそうです。
また、春に似合う血色カラーが揃う桜色のコレクション「ペタル パワー」(2020年3月13日限定発売・上写真)も合わせてチェックしておきましょう。
【REALISM】
素肌と一体化した“パーフェクトスキン”を主役に、骨格を強調したり、 眉に立体感を出したりすることで個性を引き立てるメイクです。
そんな【REALISM】のメイクの鍵となる“パーフェクトスキン”を仕上げるのに池田さんが一押しするアイテムが、一塗りで透明感を引き出せる「ライトフル C+ SPF 30 ファンデーション」(下写真・手前左)とのこと。
また、リアルな肌作りの要となる下地「ライトフル C+ ティンティッド プライマー SPF 45」も合わせてチェックしておきましょう。
M•A•Cが提案する2020春夏メイクの4つのキールックを紹介してきましたが、「モデルさんだからサマ見えするけど、普段メイクにどう採り入れたらいいのか?」という疑問もあります。そこで次回は、池田さんに“2020春夏トレンドメイク”を採り入れるポイントを解説してもらいますのでお楽しみに!!<text&photo:beauty news tokyo編集部 取材協力:M•A•C https://www.maccosmetics.jp/>
2020/03/02| TAGS: 2020春夏
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