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鉄板スポットを満喫【ミラノ&ヴェネツィア】イタリア北部“2大観光都市”の歩き方

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ファッショントレンドの発信地「ミラノ」、そして美しい街並みの水上都市「ヴェネツィア」はイタリア北部を代表する2大観光都市。有名観光地や人気ブランドのショップを巡ったり、美味しいグルメを満喫したりなど、飽きることなく散策を愉しめます。そんなミラノ&ヴェネツィアの見どころをまとめてチェックしてみましょう。

 

 

 

【ミラノ】旅行前に予約必須「最後の晩餐」とご対面

 

ミラノに落とすれる際にぜひ訪れたいのが「サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会」。ここにはミラノでしか見ることができない絵画、レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた「最後の晩餐」があります。

 

 

なぜ、ミラノでしか見られないのかと言うと、「最後の晩餐」はサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の壁に描かれているから。しかも、鑑賞は“完全予約制”。イタリア語の公式サイト(https://cenacolovinciano.vivaticket.it/)もしくは電話でのチケット予約が必要となりますが、公式サイト以外にもチケット予約を代行してくれるサービスや日本語ガイド付きの鑑賞ツアー(チケット付)などもあるので、ミラノへ出かける際は“予約必須”です。

 

「サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会」のチケットオフィスで予約番号を伝えてチケットと交換します。

 

 

20分前に交換が済んでないと自動的にキャンセルされてしまうケースもあるそうなので、必ず予約時間の20分前までに交換を済ませておきましょう。

 

▲チケットを受け取り、いよいよ「最後の晩餐」の鑑賞に

 

▲建物入口ではセキュリティチェックがあります

 

「最後の晩餐」が飾られている部屋には同じ時間帯に予約した約20人のグループで自動ドアから一斉に入ります。15分毎の入替制となっていて、グループの鑑賞時間が終わるまで部屋から出ることができません。

 

▲いよいよ「最後の晩餐」と対面。この絵画はイエス・キリストが「12弟子の中の1人が私を裏切る」と予言した場面(ヨハネによる福音書13章21節)を描いたもの。誰が“裏切り者のユダ”が分かりますか?

 

絵画の状態をキープするために厳重に管理されているとはいえ絵画自体に損傷はありますが、柔らかい色合いと躍動感のある人物表現が素晴らしく、室内の雰囲気やライティングの効果もあって神々しく感じます。また、部屋を出るとミュージアムショップがあるので、解説本(日本語版もアリ)や、お土産にもピッタリな「最後の晩餐」のポストカード(€1)などを購入してみてください。なお、ミュージアムショップの隣にはキレイで快適なトイレもありますので、ぜひ利用しておきましょう。

 

 

【ミラノ】世界最大級のゴシック建築「ドゥオーモ大聖堂」へ

 

“ミラノの象徴”とも言われる「ドゥオーモ大聖堂」は完成までに約500年を要したと言われ、バチカンにある「サンピエトロ大聖堂」に次ぐ世界最大規模のゴシック建築。正式名称は「サンタ・マリア・ナシェンテ教会」です。

 

 

「ドゥオーモ大聖堂」前の広場や隣接する「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」は観光客だけでなくモードでオシャレなミラネーゼで賑わっています。

 

 

特にルイ・ヴィトンやプラダ本店などのハイブランドが軒を並べる「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」は華やか。

 

 

その空間に身を置くだけでも、ウィンドウを眺めているだけでも気分が上がること間違いなしです。

 

 

 

【ヴェネツィア】ミラノ発の快適な特急電車で楽々アクセス

 

水上都市・ヴェネツィアへのアクセスはミラノ発の特急列車「Italo」の利用がオススメ。ミラノ中央駅(Stazione Centrale di Milano)からヴェネツィアの最寄駅「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅(Stazione di Venezia Santa Lucia)」まで約2時間30分で到着します。なお、列車のチケットはItaloの公式サイトで事前購入を。早期購入だと、条件によっては通常運賃よりも約30%お安くなります。

 

▲ミラノ中央駅から特急列車「Italo」に乗り込みます

 

▲PrimaというEconomyより1ランク上の席を利用すると、指定席でWi-fi利用も可能、さらにドリンクとお菓子のサービスも付いてきます

 

▲ヴェネツィアの最寄駅「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅」

 

駅を降り立つと、目の前にはヴェネツィアの街を二分するように流れる大運河「カナルグランデ(CANAL GRANDE)」が。ブルーグリーンの美しい水の色に思わず魅了されてしまいます。

 

 

ヴェネツィアは地図で見ると一見近い場所でも、実際はこの運河を迂回するように橋を渡っていくしかしなく、アクセス困難。人とギリギリすれ違えるような細い道が入り組んでいるためスムーズに目的地に行くなら「ヴァポレット(Vaporetto)」と呼ばれる水上バスやゴンドラ、モーターボートタクシーなど水上の移動が便利です。

 

▲ヴァポレット

 

▲モーターボートタクシー

 

でも、できることなら迷いながらでも徒歩での移動がオススメ。レストランやカフェ、アパレルショップ、ギフトショップなど小さいながらも素敵なショップが溢れています。

 

 

 

 

ショップ巡りのポイントは気になるお店を見つけたら“迷わず入る”こと。迷路のような街なので後から戻ろうと思っても同じ道に戻ることさえ難しく、さらに午後にはランチ休憩のために2〜3時間お店を閉めてしまうショップも多いからです。なお、街の散策には「Googleマップ」を上手に活用してみてください。すれ違いが困難な極細な道さえも完全に網羅していて的確に道案内してもらえます。

 

 

 

【ヴェネツィア】絶対訪れたい2つの観光スポット

 

ヴェネツィアには有名な観光スポットがいくつもありますが、中でもハズぜないのが「サン・マルコ広場(Piazza San Marco)」です。

 

▲サン・マルコ広場

 

「サン・マルコ寺院」や「ドゥカーレ宮殿」、そして荘厳な「リアルト橋」と周囲にも見どころ沢山なので、ぜひすべて巡ってみましょう。

 

▲リアルト橋から望む運河を行き交う船や美しい街並みは感動モノ

 

そして「サン・マルコ広場」を囲むように沢山のお店が並んでいますが、その中でもぜひ訪れたいのが創業1720年とヴェネツィアに現存する最古のカフェ「カフェ・フローリアン(Caffe’ Florian)」。“カフェラテの発祥地”とも言われるカフェは創業当時の姿を残した趣のある雰囲気。まるでタイムスリップしてきたような感覚さえ覚えます。

 

 

 

 

 

 

▲大きなトレーに乗せて飲み物を運んできてくれます。一部のカクテルは目の前で作ってくれるという嬉しいサービスも

 

店内にはお菓子などを販売していてお土産も購入できますし、2階にはキレイなトイレも完備されているのも嬉しいポイントです。

 

 

1日中歩き回っても決して飽きることなく、そして「また来たい」と思わせてくれるミラノやヴェネツィアはイタリア南部の都市(ローマやフィレンツェなど)と比べると比較的安全に観光できると言われています。でも、人気観光スポットや駅周辺、地下鉄やトラムなどの乗り物内はやはり配慮が必要です。特にスリやミサンガ売り、夜の街歩きには十分に注意して散策を満喫してみてくださいね。<text&photo:beauty news tokyo編集部>


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