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世界遺産も絶景も【チェコ・モラヴィア地方】で訪れるべき“人気観光スポット”まとめ

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まるで絵本に出てくるような美しい街並みや中世に建てられた城廓や教会から、歴史的にも価値の高い世界遺産まで沢山の絶景を満喫できる【チェコ】は人気の旅先の1つ。そこで今回は、チェコ第2の都市・ブルノを中心としたモラヴィア地方をフォーカス。ぜひ1度は訪れたい人気観光スポットをまとめて紹介します。

 

 

 

|おとぎ話に登場するような小さな街“ミクロフ”

 

“ミクロフ”はブルノから電車で約1時間20分に位置するオーストリアとの国境に隣接する人口8,000人程度の街です。高い建物は城や教会のみで、赤い屋根の小さな建物が立ち並んだのどかな景色が広がります。

 

▲聖なる丘(Holy Hill)から望むミクロフの街並み

 

そんなミクロフで訪れるべきスポットが「ミクロフ城」。「最も美しいモラヴィア地方のお城」と呼ばれ何世紀にも渡って街のランドマークとなってきた、まさに街を象徴するバロック様式の古城です。

 

 

ワインの産地としても有名な南モラヴィア地方を裏付けるようにミクロフ城の地下にはワイン醸造所があります。ここにはチェコで最も大きいサイズ(ヨーロッパでも5本の指に入る大きさ)の巨大なワイン樽がそのまま残っています。

 

 

 

|ユネスコ世界遺産「レドニツェとヴァルチツェの文化的景観」

 

レドニツェ・ヴァルチツェ地区はかつてリヒテンシュタイン家が「ヴァルチツェ城」と「レドニツェ城」の2つの城を造った場所。現在ではこの2つの城と周辺の庭園が「レドニツェとヴァルチツェの文化的景観」としてユネスコ世界遺産に登録されていて、遊覧船や馬車を利用して散策できます。

 

▲ヴァルチツェ城

 

▲レドニツェ城

 

リヒテンシュタイン家の居城だった「ヴァルチツェ城」は内部の見学も可能。リヒテンシュタイン家のゴージャスなコレクションが多数展示されています。

 

▲ダイニングルーム

 

▲リヒテンシュタイン家の王妃の部屋は床やドアなどの装飾が最も豪華な造りとなっています

 

また、南モラヴィアは優良なワインの生産地となっていますが、「ヴァルチツェ城」の地下にはチェコのワインが一堂に集まる「国立ワイナリー・センター」もあります。

 

 

ここには、毎年コンテストで選ばれる「チェコ・ワイン・ベスト100」が貯蔵されていて、選りすぐりワインをいつでも試飲することができ、さらには購入もできるので、お気に入りの1本を見つけてぜひお土産にしましょう。

 

そして、リヒテンシュタイン家が夏の離宮として使用していた「レドニツェ城」も城内の見学が可能です。

 

▲鮮やかなブルーが随所に散りばめられた「青の間」と呼ばれる部屋

 

▲敷地内の建築やヤシの木の温室も付いているフランス式庭園なども必見です

 

なお、「ヴァルチツェ城」はゴシック様式の建築で、「レドニツェ城」はネオゴシック様式の建築と雰囲気も異なるのも魅力。ぜひ2つの美麗な空間でかつての王族気分に存分に浸ってみてください。

 

 

 

|クロムニェジーシュ&オロモウツの世界遺産

 

ブルノから手軽にアクセスできるクロムニェジーシュとオロモウツのユネスコ世界遺産も必見。中でもぜひ訪れたい3つを紹介します。

 

 

(1)クロムニェジーシュの庭園群

 

ブルノから特急列車で約1時間ほどの距離にあるクロムニェジーシュには“天上の楽園”とも称される「クロムニェジーシュの庭園群」があります。

 

▲庭園の回廊からはフランス式庭園「Flower garden」の素晴らしい景色が望めます。5月下旬から10月末までは何十種類ものカラフルな花が植え込まれます

 

ロタンダ(円形建築物)を中心に美しいモチーフを描く植込み、水、そして建築と、さまざまな要素が見事に調和したその庭園は「ヨーロッパで最も美しい庭園」とも呼ばれています。手入れの行き届いた美しい庭園でぜひ憩いのひと時を過ごしましょう。

 

 

(2)クロムニェジーシュの大司教の城

 

庭園群と同じくクロムニェジーシュにある世界遺産が、クロムニェジーシュのシンボルともなっている「大司教の城」。17世紀の終わり(日本では江戸時代)に建造されたそうで、34mの高さの塔は圧巻。登ればクロムニェジーシュの全景が見渡せます。

 

 

ゴージャスなインテリアは当時の大司教の圧倒的な地位と権力を物語ります。

 

 

中でも圧巻は映画『アマデウス』のロケ地としても知られる「議会ホール」。

 

 

チェコの中でも最も美しいロココ様式の空間と言われる空間には22個ものクリスタルのシャンデリアが壮観に吊るされています。

 

 

(3)オロモウツの聖三位一体柱

 

クロムニェジーシュと同じくブルノから特急列車で約1時間ほどの距離にあるオロモウツは、現在チェコ随一の学生街として知られる街。この街で必見のユネスコ世界遺産はホルニー広場にある「聖三位一体柱」です。

 

 

この聖三位一体柱は18世紀初頭にモラヴィア地方を席巻したペストが収束したことを記念して建てられたそうで、ヨーロッパ最大のバロック様式の柱とされています。一般的に三位一体柱の一般的高さは15m程度とされていますが、この柱はその2倍の約32mと巨大です。

 

 

このようにモラヴィア地方はユネスコ世界遺産をはじめ、歴史を感じる荘厳な教会、城郭が多数。いずれもブルノから手軽にアクセスできるので、ぜひブルノを拠点にモラヴィア観光を満喫してみてくださいね。<text&photo:beauty news tokyo編集部>


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