高温多湿の日が続くこの時期は皮脂の分泌量が増えて肌がオイリーになる方もいれば、冷房による肌の乾燥に悩まされる方もいたり、さらには毛穴の悪目立ちなど肌トラブルが多発します。普段のスキンケアのルーチンに加えて、そんな夏ならではの肌悩みを予防＆改善するスキンケアテクも押さえておきたいところ。それでは皮膚科医が推奨するテク３つをチェックしておきましょう。

 

 

 

（１）何よりも“丁寧に洗顔すること”を心がける

 

夏のスキンケアの最重要ポイントとなるのが汗や皮脂、メイクなどの汚れをきちんと落とすことになります。クレイグ・クラフェート医師によれば「朝、夜と１日２回の洗顔洗顔時は汚れがきちっと落ちるように洗顔用ブラシを使うのがオススメ」とのこと。

 

 

また、メイクをクレンジングした後はホットタオルで顔を温め、残ったメイクや皮脂などを浮かす一手間も大事なポイント。また、日中も汗をかいたときは汗拭きシートできっちり汗をふき取るようにしましょう。

 

 

 

（２）皮脂の過剰な分泌には“氷水洗顔”で対応する

 

肌の温度が上がると自然と毛穴が開き、皮脂の分泌が活発になります。そのため、オイリー肌を防ぐには、洗顔で皮脂をきちんと取り去るだけでなはく、肌の温度をできるだけ下げた状態をキープして皮脂の分泌を防ぐことも大切。そこで採り入れたいテクが“氷水”を使った洗顔です。

 

▲洗面器に氷とお水を入れて、その氷水で何度か顔を洗うだけでOK

 

さらにフラットで大きめサイズのスプーンを氷水の入った洗面器に入れて冷やしおいて、その冷やしたスプーンで下から上、内から外へと軽くマッサージするという一手間をさらにプラスするのもオススメ。毛穴の引き締めだけでなく、顔の引き締めも一緒に叶います。

 

 

 

（３）“週１〜２回のクレイマスク”＆“毎日のレチノール配合コスメ”で毛穴ケア

 

スクラブの入った洗顔料や毛穴ケア用のシートパックはスッキリ感を得られるものの、刺激が強く肌を傷つけてしまう可能性も。そこでジョセフ・クルーズ医師がレコメンドするのが「週１〜２回の“クレイマスク”によるスペシャルケア」です。毛穴の汚れを吸着して取る効果のあるクレイを使ったマスクなら比較的肌に優しく毛穴ケアができます。中でもニキビケアによく使われる“サリチル酸”が配合されたクレイマスクがオススメ。古い角質や角栓を取りやすく、毛穴もさらに目立ちにくなります。ただし、サリチル酸は刺激が強いこともあるので、肌が弱い方、できるだけ肌に優しい毛穴ケアを行いたい方は“オイル”が配合されたクレイマスクを選ぶようにしましょう。

 

 

また、週１〜２回のクレイマスクによるスペシャルケアだけでなく毎日の毛穴ケアにオススメなのが“レチノール”が配合されたコスメを使用すること。ジョセフ・クルーズ医師によれば「レチノールはターンオーバーを促進させ、毛穴の汚れを内側から押し出してくれるので、毎日夜使うことで常に毛穴をキレイにキープすることができる」そうです。ただし、その効果を実感できるのが２〜３日後と少し間が空くことだけ心に留めておきましょう。

 

 

このように普段のルーティーンに加えて、夏ならではの肌トラブルを予防＆改善するスキンケアをプラスすることが大切。ぜひこれからの季節のスキンケアの参考にしてみてくださいね。