「すべての道はローマに通ず。」という言葉の通り、世界中から旅行者がやってくる【イタリア・ローマ】。「トレビの泉」や「コロッセオ」、「スペイン広場」といった観光名所を巡るだけでも見応えがありますが、せっかくなら日本人が大好きなパスタ「カルボナーラ」の発祥のレストランや「ヴァチカン市国」なども訪れたいところです。それでは、そんな魅力たっぷりのローマの見どころをまとめて紹介します。

 

 

 

｜まずはローマの３つの鉄板観光名所を巡ってみよう

 

写真で見たことがあったり、名前に聞き覚えがあったりと、実際に行ったことがない方でも知っている有名な観光名所がローマには多数。その中でも特に人気のある鉄板の観光名所が「トレビの泉」、「スペイン広場」、「コロッセオ」の３スポットです。

 

 

いちいち説明する必要もないくらい有名な場所ばかりですが、それぞれがそれほど距離が離れていないので、１日で見て回ることも難しくありません。特に「トレビの泉」と「スペイン広場」は徒歩で10分もかからない近さにあるので、街の散策予定にセットで容易に組み込むことができます。

 

「スペイン広場」にある大階段、その名も“スペイン階段”は映画『ローマの休日』の印象的なシーンで使われ、世界的に知られる場所。

 

 

階段の上には「トリニタ・ディ・モンティ教会」があり、良い眺望も待っているので、ぜひ上ってみみてください。ただ、この階段は人が同じ場所に留まることが多くなったため、2019年に座り込みなどの禁止行為が定められています。訪れるときはマナー違反にならないよう、事前にルールを確認しておきましょう。

 

そして、「コロッセオ」は「トレビの泉」などからは少し離れた街の南東に位置しているので、出かける際には地図をしっかりみて、計画を立てるようにしてください。

 

 

ただし、離れているといっても徒歩20分程で地下鉄を使えばさらに早く到着できます。公共交通機関を上手に使ってローマの名所巡りをしてみましょう。

 

 

 

｜みんな大好き「カルボナーラ」発祥のレストランへ

 

濃厚なクリームソースが美味しいパスタ「カルボナーラ」の発祥のレストランは、ローマの中心街にあります。そのレストランは、ローマの中央駅（Termini駅）から徒歩15分程という好立地にある「ラ・カルボナーラ（La Carbonara）」。時間帯によっては予約なしでは入れなかったり、入店にかなりの時間を要することもある人気レストランとなっています。

 

 

単純にカルボナーラ発祥のレストランというだけでなく、ワインの種類も豊富で、さらに店員さんのフランクながらも丁寧な接客もオススメできるポイント。ワインの銘柄がわからない場合でも、好みを伝えれば店員さんからきっと満足できる一杯を提案してもらえるはずです。

 

もちろん、このレストランに限らずローマには美味しいメニューを提供する数多くのレストランがあります。カルボナーラもですが、日本で食べられるものとの味の違いに驚くことも多々。特に試してみて欲しいのは生ハムとチーズです。

 

 

「さすがは本場！」と思える、日本ではなかなか出会えない濃厚な味わいの絶品をリーズナブルに愉しめます。

 

 

 

｜世界一小さい国「ヴァチカン市国」へ

 

ローマ自体の観光スポットに加えて、ぜひ一緒に訪れたい場所が世界で最も小さな国として知られる「ヴァチカン市国」。細かい位置はあまり知らないという方もいるかもしれませんが、ローマの中心地にあるので、ローマ観光と合わせての訪問がオススメです。

 

 

もちろん徒歩で行き来も可能ですし、地下鉄を使えばローマの中央駅（Termini駅）から10分ほどで最寄駅まで行くこともできます。そんなヴァチカン市国でまず訪れたいのは、世界最大級のキリスト教の教会「サン・ピエトロ大聖堂」です。

 

 

その内部はまさに荘厳と言う形容がふさわしい、見るものを圧倒する装飾や彫像が並び、ヨーロッパの教会ならではの空気感を愉しめます。しかも入場料は無料で気軽に訪れることができるのも嬉しいポイント。ですが、その分多くの人がセキュリティチェックに並び、入るまでに時間がかかる可能性もあります。待ち時間が気になる場合は朝の早い時間か夕方の訪問がオススメです。

 

さらに「サン・ピエトロ大聖堂」を訪れる際には“クーポラ”へもぜひ上ってみましょう。

 

 

クーポラというのは教会の最も高いところにあるドーム状の天井のこと。入場料が必要となりますが、展望スペースからは、ローマの街並みと一緒に大聖堂前のサン・ピエトロ広場を見下ろせるので、写真を撮るにも最高の場所となっています。

 

 

このように訪れるべきスポットが多く、さらにグルメやショッピングなども存分に愉しめるローマ。

 

 

１日や２日だけという日程ではその魅力を満喫するのは難しいので、できるだけ余裕を持った日程計画を組んで訪れてみてくださいね。＜text＆photo：岡本大樹＞