今年の夏は「どこに出かけようか?」を考えを巡らせている方も少なくないと思います。そこで今回は目にも美しい沖縄離島(宮古諸島&八重山諸島)の絶景スポットをまとめて紹介。それでは写真映え間違いなしの絶景スポットに合わせ、その土地ならではの名物グルメと共にチェックしてみましょう。
【宮古諸島】人気の「宮古ブルー」を思い切り体感
沖縄本島と石垣島の間に浮かんでいる「宮古諸島」。「宮古ブルー」と呼ばれるその海は沖縄の中でも特に美しいとされており、実際に多くの旅行者がリピーターになっています。そんな宮古島の南西部に位置する「与那覇前浜ビーチ」は「宮古ブルー」を堪能できる絶景スポットです。
その美しさはなんと「東洋一!」とも言われるほどで、ビーチには海水浴やシュノーケルを楽しんでいる人たちの姿が多く見られます。砂浜自体も美しいので、のんびりと海を眺めるも良し、アクティビティで満喫するも良し、愉しみ方は様々です。また、そんな「与那覇前浜ビーチ」周辺の美しさをさらに体感したいなら、ビーチの少し南側に架かっている橋を渡って「来間島(くりまじま)」へ足を伸ばしてみましょう。2つの島をつなぐ来間大橋からの景色も絶景ポイントの1つとなっています。
さらに宮古島から橋を渡って訪れることのできる「伊良部島」の「三角点」もオススメの絶景スポットです。
▲「三角点」は70mの高さの断崖絶壁という危険な場所であるためガイドブックには載っていない絶景ポイント
伊良部島の北東部の海岸沿いに位置する崖上のスポットで、足元からドーンと広がる海は言葉も出ないほどの美しさ。ただし、足場がとてもゴツゴツとしている上にとても狭く、数人が来るだけで足場がなくなってしまうようなスペースです。海側に足を出して崖先に座っている写真も多くSNSにアップされていますが、訪れる際はあまり危険なことはしないように、十分に注意してくださいね。
そんな宮古諸島の名物グルメといえば「宮古そば」。“沖縄そばの宮古島バージョン”で、“ソーキそば”という名称で広く知られています。
宮古そばの特徴は、出汁が比較的あっさりしていて、麺は細く縮れのない平麺が使われることなどが挙げられます。そんな宮古そばのお手本のような一杯を味わえるのが宮古空港から車で約10分とアクセスも良好な「じんく屋」です。
とろとろに煮込まれたソーキ(スペアリブ)とそばの相性はバッチリ。ぜひ試してみてくださいね。
【八重山諸島】爽快な美ら海の景色と内陸部の魅力を満喫
沖縄本島のさらに西に浮かぶ「八重山諸島」は石垣島をはじめ、竹富島、西表島、小浜島など魅力溢れる島が点在。特に石垣島はそんな各島へ行く際の拠点というイメージが強いかもしれませんが、石垣島自体にも見逃し厳禁の絶景スポットが沢山あります。中でも最も人気があるのが、石垣島の中心部から車で約30分でアクセスできる「川平湾(かびらわん)」。
「写真だと水が透き通って見えるけど、実際はそうでもない…」といったスポットも存在しますが、川平湾なら目で見ても写真とほぼ同じ景色を見ることができるので、特に初訪問という方はきっと驚くこと間違いなし。その美しさを堪能するべく、ぜひグラスボートにも乗船してみましょう。
また、「野底マーペー(野底岳)」と呼ばれる山の絶景スポットもぜひ訪れたい場所の1つ。石垣島北部に位置している標高282mの山で、頂上からは石垣島の大部分を見渡すことができます。
ここは“登頂すれば恋愛が成就するパワースポット”として評判のスポット。その由来となっているのが「その昔、黒島で恋人同士だった美しきマーペーと青年カニムイ。ある時マーペーは石垣島の野底に強制的に移住させられ離れ離れに…。マーペーはせめて黒島を見ようと思い野底岳に登りました。しかし、石垣島最高峰の於茂登岳(おもとだけ)で遮られ、黒島を見ることは叶いませんでした。悲しみにくれマーペーはそのまま山頂で石になってしまった」という悲恋な伝説なのですが。。。そんなマーペーの物語を思い返しながら、石垣島の景色を大切な人と堪能してみてくださいね。
続いては「竹富島」。“沖縄らしい風情”として多くの人が思い浮かべる水牛車での観光を愉しめます。
実際に乗ってガイドさんのお話に耳を傾けるのも良し、水牛たちの歩いている姿を町歩きしながら観察する(邪魔にならないよう)のも良し。島内全体にのんびりとした空気が流れていますが、水牛車を見ているとさらにのんびり流れる空気を強く感じることができます。現在、水牛車の姿を見ることができるのは竹富島と「由布島」くらいなので、ぜひ満喫しましょう。
続いては沖縄本島に次いで沖縄県で2番目に大きな島「西表島」。海の美しさも魅力ですが、大きな島だけあって内陸部にも魅力的なスポットが存在します。実際、内陸部に入っていくリバークルーズやリバーカヤックは人気のアクティビティの1つ。手軽に探検気分が味わえますし、特にリバークルーズは事前予約も必要なく、直接受付に行けばそのまま参加できるものがほとんどです。
西表島最大の浦内川やマングローブの面積が国内最大の仲間川など、見どころの異なる様々なクルーズが運行されています。滝や日本最大のサキシマスオウノキなどここでしか見ることができない景色も沢山。また、クルーズの途中に見ることができる様々な南国の植物についてガイドさんから丁寧に解説してもらえます。
また、事前予約必須のリバーカヤックもオススメです。南国ならではのマングローブに囲まれた川をスーッと進んでいくだけでとても気持ちよく、エンジンの音も何もないので、漕ぐのを止めれば聞こえるのは鳥のさえずりや吹き抜ける風など100%天然の音だけ。
最初はカヤックの操作方法に気をとられがちですが、操作に慣れてきたら自然の音をぜひ満喫してください。なお、カヤックをやったことがないという方でもガイドさんが丁寧に教えてくれるので、安心して参加できます。
続いては八重山諸島のほぼ中央に浮かぶ小さな島「小浜島」。ただし、小さな島とは言っても歩いて巡るには少し広いので“レンタサイクル”での観光がオススメです。まずは港から自転車で10分程でアクセスできる「シュガーロード」へ。長く伸びる一本道が特徴的な場所です。名前通り、道の周辺にはサトウキビの畑が広がり、季節によっては自分の背よりも高いサトウキビの間を駆け抜けるという爽快な体験ができます。
写真を撮るにもピッタリですし、自転車で走るだけでも楽しい「シュガーロード」は小浜島観光のマストスポットと言えるでしょう。また、起伏が激しい地理的条件と、島を囲む真っ青な美しい海がもたらしてくれる絶景を至るところで満喫できるので、「シュガーロード」以外にも自転車で走るだけで気持ちのいい道が沢山。ぜひ自転車に乗って気持ちいい風を感じながら探してみてください。
そんな八重山諸島の名物グルメして真っ先に上がるのが「八重山そば」です。
伝統的な「八重山そば」を味わえるお店の1つが竹富島の人気食堂「そば処 竹乃子」。お店ではシンプルな「八重山そば」の他、「ソーキ(豚の骨付き肉)そば」「三枚肉そば(上写真)」と上に載るお肉が異なる3種が提供されていて、どれを選んでも心に染みる優しい味わいです。
また、「石垣牛」もハズせない名物グルメの1つ。
ステーキ、ハンバーガーなど様々なメニューがありますが、手軽に脂が乗った石垣牛の旨味を堪能するなら「石垣牛の握り」がオススメです(上写真は石垣島の人気店「ひとし」の名物メニュー「石垣牛の握り」。訪れる際は予約必須です)。
最後は西表島の名物グルメ「リュウキュウイノシシ」。西表島には新鮮なイノシシ肉を食べる習慣が昔からあります。
タタキ、チャンプルー、イノシシ汁などメニューも色々。臭みも硬さもなく食べやすいので、ぜひトライしてみましょう。
このように沖縄離島には感動を覚える様々な絶景や、その土地ならではの名物グルメと出会えます。ぜひ参考に今年の夏の“旅の計画”の1つに加えてみてくださいね。<photo:岡本大樹>
2020/07/26| TAGS: lifestyle
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