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日本唯一のビーチ&イルカウォッチング!意外な体験ができる【石川県・能登半島】の旅

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石川県の中部から北部に位置する「能登半島」は海の幸に恵まれているだけでなく、様々な自然景観を愉しむことができる場所として、多くの観光客が訪れています。今回はそんな能登半島の中でも、特に注目のスポットやグルメをピックアップ。車で走れるビーチがあったり、イルカウォッチングを楽しめたりと意外な体験ができるんです。

 

 

 

|日本唯一“車で走れるビーチ”「千里浜なぎさドライブウェイ」

 

まずは能登半島の付け根に当たる南部の口能登エリア・羽咋(はくい)市。ここにあるのが車やバイクで走れるビーチとして有名な「千里浜なぎさドライブウェイ」です。

 

 

石川県の観光地の中でも特に有名で全国各地から人が集まってきています。それもそのはず、車やバイクで走れるビーチは世界でもたった3ヶ所。もちろん日本では唯一ここだけというとても珍しいスポット。“一度は走ってみたい場所”としてチェックしている運転好きな方も少なくないでしょう。

 

実際に車で走ってみると、波打ち際からの近さに驚かされること間違いなし。基本的に走行するのは波打ち際から少し内に入ったところとなりますが、波打ち際に停車することも可能です。

 

 

しかも、この道路は南北に約8kmも続いているという点も注目ポイント。遮るものなく海を横目にするドライブは爽快感抜群! 夏には海水浴もできますし、海産物を食べられるお店も出店されるので、愉しみ方も色々です。

 

ただし、なぎさドライブウェイは天候の影響を受けやすい場所で、波が高い日などは通行止めになる可能性があります。当日であれば、公式サイトで状況をチェックできるので、訪問の際は事前にチェックしてくださいね。

 

 

 

|七尾湾に棲むイルカの家族をウォッチング

 

能登半島の東部には能登島という島があり、その周辺を囲む「七尾湾」で近年人気となっているのがイルカウォッチング。

 

 

2020年現在、12頭のミナミバンドウイルカが生息しています。昔からイルカがここにいたわけではなく、数年前から見られるようになり、少しずつイルカウォッチングなどのアクティビティも始められたそう。そのため、全国的にはまだそれほど知られていないイルカスポットでもあります。

 

現れる場所は毎日違うので確実に会えるという保証はありませんが、アクティビティに申し込んで、出航が決定すれば90%を超える高確率で出会えるというのも魅力。自由気ままに泳ぎ回るイルカたちの姿はかわいらしく、水族館で見るのとは少し違った野生ならではの魅力を感じられます。

 

 

また、ウォッチングだけではなく、イルカと一緒に泳ぐアクティビティを提供しているところもあります。基本的にイルカと泳げる場所として有名なのは御蔵島や小笠原諸島など南国の離島といった場所ばかりですが、実は本州でもこんなポイントがあったのです。ウォッチングよりも時間は少し長くかかりますが、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

 

 

|海の幸だけじゃない能登半島のご当地グルメもチェック

 

金沢もそうですが、石川県は全体的に海産物の宝庫。豊富な種類の刺身が載った海鮮丼は今や能登観光でもハズせないご当地グルメとなっています。道の駅や定食屋さんなど、様々なお店がオリジナルの海鮮丼を提供しているので、食べ比べしてみるのもおすすめです。

 

 

 

定番のマグロやタイから、イワシなど多くの種類の刺身を一緒に食べられる贅沢な一杯を愉しめます。他にも、魚を細かく刻んで丼のネタにする漁師丼というスタイルのメニューもあり、漁師のまかないを食べているような気分を味わえます。

 

さらに、能登半島の自慢のグルメは海の幸だけではありません。その豊かな自然やそこから生まれる多様な生物資源などから「能登の里山里海」として世界農業遺産にも認定されています。その中でも「能登ミルク」はご当地牛乳グランプリで金賞を獲得したこともある逸品。

 

 

厳選された5つの酪農家からの新鮮な生乳を使って作る牛乳は、とてもスッキリとした後味が特徴。少し甘みを感じる優しい味わいです。現地ではこの能登ミルクを使ったソフトクリームやジェラートなども販売されているので、一緒に試してよりその美味しさを実感してみてください。

 

 

能登半島はかなり広く、様々な観光スポットが点在していますが、今回紹介した場所よりさらに北に向かうと、奥能登と呼ばれるエリアが広がっています。この奥能登では海岸に面した大規模な棚田「白米千枚田」や、軍艦のような形の巨岩「見附島(みつけじま)」など、他のエリアとはまた違った魅力を発見できるでしょう。

 

 

1日で能登半島のすべてを見て回るのは大変ですが、豊かな自然とその恵みを堪能できるので、北陸旅の計画にぜひ組み込んでみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>


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