ワイドパンツをコーデに採り入れてみたものの「バランスが取りづらくて、意外とコーデが難しい」と感じている方は少なくないと思います。そこで今回はワイドパンツの特徴を踏まえつつ、着膨れせずにおしゃれに仕上がるポイントを紹介。どんなコーデをするとバランス良く合わせられるのか、そのポイントに迫ってみましょう。
|ワイドパンツってそもそも何?
ワイドパンツの定義がはっきりわからない方もいらっしゃるでしょう。ワイドパンツとは、通常のパンツよりも生地が多く幅の広いパンツのことを言います。
そして、ワイドパンツはガウチョやスカンツ、バギーなど種類が多岐に分かれています。いずれもコーデによって脚長効果や細見え効果を期待できるので上手にコーデに採り入れたいところです。
【種類別】ワイドパンツの特徴をチェック
一口にワイドパンツといってもどんどん新しいデザインが出てきて、それぞれの特徴や違いが曖昧になっている方も少なくないはず。
そこで、ガウチョ・スカンツ・バギーの3種類の特徴をチェックしてみましょう。
ワイドパンツの特徴(1)ガウチョ
ガウチョパンツというのは、元々は南米で牧畜を生業とする方がはいていたパンツのこと。裾に行くにしたがって広がるデザインで動きやすく、主にひざ下から7分丈のものを指します。ふくらはぎの下ぐらいまでの丈があり足首が見えるので、ダボッとしたシルエットでも華奢な印象を与えられるのが特徴です。
ワイドパンツの特徴(2)スカンツ
スカンツとは、スカートとパンツを組み合わせた造語で、見た目はスカートなのにパンツになっているアイテムを指します。柔らかい雰囲気を残しつつ、動きやすさも兼ね備えているのが特徴です。長さに決まりはなく、ひざ下から足首が隠れるぐらいのものまであり、デイリーコーデに投入しやすいアイテムと言えるでしょう。
ワイドパンツの特徴(3)バギー
バギーパンツは袋状の衣服という意味があり、ゆったりとしたシルエットのパンツ。元々は裾を絞ったデザインのパンツでしたが、最近ではストンと落ちるデザインのものも登場しています。ワイドパンツの中でも、かなりボリュームがあるパンツなので、上半身に適度なボリュームを持たせるとコーデしやすいでしょう。
|ワイドパンツコーデのポイント5つ
ワイドパンツはボリュームがあるので、どのようにコーデすれば良いのか迷いがちです。それでは定番のブラウスやニット、コートまで5種類に分けてコーデのポイントを解説。脚長効果や細見え効果を引き出すコツをチェックしてみましょう。
ワイドパンツコーデのポイント(1)ブラウス
ワイドパンツにブラウスを合わせる時は、きれいめな雰囲気に仕上がるように心がけましょう。ブラウスをウエストインしてウエスト位置を強調するとバランスが良くまとまり、きちんと感も醸せます。
出典:DHOLIC
チュニックやボリューム袖、フリル付きなどのブラウスは少々甘見えしますが、ワイドパンツを合わせることで大人っぽく中和。それでも心配な方はワントーンで配色をまとめると落ち着き感が生まれます。また、少しドレッシーかなと感じる時は、ワイドパンツをデニムなどの素材でカジュアルダウンさせましょう。
ワイドパンツコーデのポイント(2)スウェット
スウェットと合わせる場合は、ほんのりリラックス感を醸しましょう。ベージュやグレーなど淡い色味を使用すると程良い抜け感が生まれます。
出典:DHOLIC
ただし、ストリート系や部屋着っぽい着こなしにならないよう、大人のオンナらしいクールな雰囲気をめざすと◎ 足元をブーツしたり、アクセサリーや小物でさり気なくオンナらしさをプラスしたりおしゃれに差を付けましょう。
ワイドパンツコーデのポイント(3)ニット
ニットを合わせる場合、ざっくり重ねるようにレイヤードスタイルに仕上げるとイマドキ感たっぷり。上半身にボリューム感が出るので、バランスもとりやすいでしょう。
出典:DHOLIC
足元はパンプスや細身のスニーカーなどすっきり感のあるアイテムを合わせるのが◎ また、着痩せ効果をさらに高めるなら、ハットやマフラーなどの小物を使用して上半身に視線を集めるのがポイントです。
ワイドパンツコーデのポイント(4)テーラードジャケット
トラッド感のあるテーラードジャケットをワイドパンツと合わせる時はどこかにオンナらしいアイテムを取り入れるのがポイント。例えばワイドパンツの色を淡い色味にするだけでもOKです。
出典:DHOLIC
また、インナーに体のラインの出るジャストサイズのタートルネックのトップスを着たり、足元をローファーやパンプス、ヒールの高いブーツを合わせたり、バッグのサイズをコンパクトにしたりなどもおすすめの一手。オンナらしさとともにきちんと感も醸しましょう。
ワイドパンツコーデのポイント(5)コート
ボリュームのあるコートは意外にもワイドパンツと好相性。シンプルな合わせながらおしゃれな雰囲気に仕上がります。
出典:DHOLIC
コートとワイドパンツの色味を合わせてワントーンで仕上げるのも素敵ですが、くすみカラーを差し色使いしたり、上半身を淡い色味でまとめて軽やかさを演出するのもおすすめ。オフィスにもマッチするきれいめスタイルに仕上がります。
|ワイドパンツの印象は丈の長さで変わる!
ワイドパンツと一口に言っても色々な丈のものがあります。特に低身長で小柄な方やぽっちゃりの方は、ワイドパンツを履きこなすのは難しいと感じている方も少なくないでしょう。
丈の長さが変われば印象も変わります。体型によって似合う丈も変わってくるので丈による印象の違いを紹介します。
ワイドパンツの印象(1)ロング丈
足の甲が隠れ、ぎりぎり靴で裾を踏まない程度の長さのロング丈。パンツのシルエットをしっかり見せたい方におすすめです。見える分量が多く、全部が足だと錯覚させることで脚長に見えること間違いなし。こなれた雰囲気を出しやすいのも魅力です。
ワイドパンツの印象(2)10分丈
10分丈のワイドパンツはくるぶしが隠れる丈で、ロング丈と同じくパンツのシルエットもきれいに見えます。靴も良く見えるので、デザインにポイントのあるシューズとの合わせがおすすめです。また、ロング丈のパンツに比べてアクティブに動けるので、コーデュロイなどの重めの生地でも軽快に履きこなせます。
ワイドパンツの印象(3)アンクル丈
足首が見えるアンクル丈のワイドパンツは特に低身長の方におすすめ。足首が見えることで重見えせず、すっきりとした印象で履きこなせます。また、より脚長効果を狙うならアウターをショート丈にしたり、パンツの柄を小さめの総柄、ストライプ柄など縦長効果のある柄を選ぶのがポイントです。
ワイドパンツの印象(4)7分丈
軽やかな7分丈は秋冬よりも春夏向き。ふくらはぎの下からの足の細い部分が見えるので、パンツがたっぷりしていても華奢な雰囲気を醸せます。足元はヒールのあるパンプスやブーツにして同色系のタイツをはくと、さらに脚長効果が期待できます。
|種類豊富なワイドパンツの中から自分に合うものを探そう!
ワイドパンツはロング丈から7分丈まで長さも色々あり、バギーやスカンツ、ガウチョなどシルエットも千差万別。トップスに何を合わせるかで雰囲気も変えられますし、コツをつかめば体型カバーも簡単です。
ぜひ、たくさんの種類を試してみて、自分に似合うワイドパンツを見つけてください。
2020/12/09| TAGS: 10分丈
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