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【毎日が変わる片づけのワザ(9)】家事をいくつか捨ててみる

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わたしが、本格的に一通り家事をするようになったのは、大学時代です。大学卒業後はしばらく実家で暮らし、仕事三昧の日々。家事は母に任せっきりでした。仕事の鬼だったわたしは、「奥さんがいる男性ってこんな感じなのかなぁ。いいなぁ!」と思った記憶があります。

 

そして、結婚したら家事のメイン担当が自分に。ただ、大人2人の結婚生活では、家事の負担をそこまで感じることはありませんでした。そこから一気に家事の難易度が上がったのは、やはり出産後。育児と家事のメイン担当がわたしになりました。そして、

 

家事って、まじめにやろうとすると本当にハードワーク!

 

と、痛感したのがこのとき。やってもやっても終わらない家事に何度も、

 

いま、わたしは賽の河原にいるのだ…

 

と、石を積み上げ続けているような気持ちになったものです。

 

周りには、本当に素晴らしい主婦や主夫のみなさまであふれています。子育てをしながら、おやつを手作りして、日々違う献立を考えて、家は当然きれいに片付いていて、いつでも人を呼べてしまうおしゃれな家…。家族のケアやサポートを最優先。そんな方がたくさんいらっしゃるのです!

 

でも、わたしはそういう人にはなれなかったし、これからもきっとなれない。

 

というわけで、家事をそこまで頑張れないわたしが、100%全力で家事をやろうとすると、猛烈に疲れるし猛烈にストレスがたまる。それならば、力尽きて家事を続けられなくなったり嫌にならないためには、ある程度家事を「捨てる」ことが必要なのです。

 

具体的には、娘が小学1年生になったころに以下の家事を捨て、自分をラクにしました。

 

・洗濯物を干す(乾燥機を使うことで解決)

・毎日必ず掃除する(気づいたとき、やれるときにちょこちょこやる)

・アイロンがけ(形状記憶シャツに頼る、アイロンが必要な服は買わない)

・モノの管理(モノを捨てることで解決)

・レシピをみながら献立の新規開拓(基本的にはローテーション)

 

家事は、基本的に毎日やること。それを自分の気力体力(家事力)と見合う量(やり方)に調整することは、継続のためにとても大切だと思います。

 

今のわたしは「家事をするのがわりと好き」ですが、それはあくまで「自分がやりたい範囲、やれる範囲」で心地よく続けられるように調整をしたから。筋トレも、腹筋100回やるのがベストな人もいれば、10回でもツラい人もいますよね。「家事もきっとそれと同じなのではないか」と思っています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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