これまで「ミス・インターナショナル」の吉松育美さんやはるな愛さんなど世界一の美女を輩出し、現在は「ミス スプラナショナル ジャパン」のナショナルディレクターやあらゆるコンテストの審査員、指導を務めるスティーブン氏。プラスサイズに向けたコンテストを作ろうと思ったきっかけは、まさにそんな輝かしい経歴から生まれたと言います。
▲“ミス・ユニバース”や“ミス・インターナショナル”など、様々なコンテストに携わってきた美のカリスマ、スティーブン・ヘインズ氏
「僕は“ミス・ユニバース”といった日本で最も有名なコンテストから、自分がディレクターを務めるものまで、数々のコンテストに関わってきました。そして女性がどれだけコンテストを楽しみ、輝けるかを実感したんです。それはとっても美しいことで、見ているこっちも幸せになります。だけどプラスサイズの女性はいつもオーディエンスかステージの裏、もしくはステージに立ったとしても体型を面白おかしくしたり、されたり……。アメリカでは体型をバラエティの対象にするなんてことありえないけれど、日本ではまだそんな風潮が残ってますよね? でも体型は決して笑う対象ではありません。もし彼女があなたの母、姉妹、パートナー、友達、もしくは自分だったら笑えますか? 体型関係なく、人は皆、自分がされたいように人を平等に扱うべきです」
|体型を揶揄する社会を変えるには“一人ひとりが自分の心に従うこと”が大切
スティーブン氏が語る通り、最近でも日本では多様性の欠如による発言が話題になったばかり。そのニュースに、彼は大変心を痛めたそうです。
「公然と体型を揶揄するような風潮に、胸が張り裂けそうになりました。でも、私はネガティブなことにも必ずポジティブなことを見ます。そして、まだまだみんなが女性のすべての体型を尊重しているわけではないことが明らかになったからこそ、そんな人の心や社会を少しでも変えようと改めて思いました」
では、そのために私たちができることは何か? と問うと、「日本はまだ周りの意見や人に合わせなきゃと考える人が多いと思います。だから、まずは自分の心に従うようにすることが大切」とスティーブン氏。「自分は自分自身が作るもの。そして今の自分は、自分の行動や言葉によって作られていきます。周りの意見に振り回されることなく、自分がこうなりたいと考えて、行動を起こすことが重要だと思います」
|「Today’s Woman」は今を生きる女性のためのビューティコンテスト
2021/04/26| TAGS: beauty
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