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知られざる魅力を発見【ルーヴル美術館】フランス政府公認ガイドと巡る“ナイトツアー”

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ルーヴル美術館へは、地上のピラミッドのあるお馴染みの入口からではなく、プランタンなどショップが並ぶ地下の入口からガイドのソレーヌさんが事前に用意してくれていたチケットで入場。遅い時間でしたがまだまだ賑わいを見せています。

 

 

まず最初に向かったのは、ルーヴル美術館の歴史が学べる展示室です。

 

 

ルーヴル美術館となっている「ルーヴル宮」が建てられたのは12世紀。はじめは砦として建設されたのでかなり小規模なお城だったそうで、その後王様の住居“宮殿”として建て増しされたり作り替えられたりしながら徐々に大きくなっていきます。展示室にあるのは最も古い時代のもの。かつて堀だったところが通路となっています。

 

 

当時この堀はセーヌ川とつながっていたそうで、通路の途中には堀にかかっていた橋の支柱も残っています。地下に古い城壁などが残っていることは19世紀からわかっていたそうですが、展示室として整えて約30年前(1989年)に一般公開されました。

 

ここでソレーヌさんから問題。「このマーク(下写真)は何のためにつけられたのでしょうか? 12世紀の建設当時につけられたマークです」。

 

 

城壁を形成する大きな石をよく見ると、1つ1つにイカリ型やハート型、四角形や三角形などのマークが描かれています。答えは「私たちが運んだ石ですという印」とのこと。12世紀当時は建設に携わるチームごとの仕事量を計るために、各チームが自分たちのマークを石に直接記していたそうで、このマークの数で給料が決まるというとても大事なものだったそうです。

 

堀だった通路をぐるりと歩きお城の中へと入っていくとメインタワーが。

 

 

ソレーヌさんによると「このメインタワーの1番高いところに登って攻めて来る人たちがいないか交代で見張っていた」そうで、砦だった名残を見ることができます。

 

 

 

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