四角い木枠は「将軍お汲み上げの湯」と呼ばれ、とりわけ多くの温泉が湧き出ます。1726年に8代将軍・徳川吉宗のために湯を汲み上げた場所で、樽に詰めて江戸城まで運ばれました。そして、町に100軒ほどある温泉宿のうち、50軒ほどに湯畑源泉の湯が配湯されています。
▲いたる所から温泉が湧き出す池。真っ白な湯の花がたまっています
▲熱湯の温泉を冷ます湯樋も綺麗にライトアップ。夕食後の散策にぴったりです
夕食後、浴衣で散策するのも草津温泉の楽しみのひとつ。とはいえ町は標高1,200mの高地。「気温は札幌と同じ」とは住民の決まり文句で、春や秋の夜は冷え込むので、温かい服装がおすすめです。
▲7本の樋を通った湯が、「湯滝」となって一気に流れ落ちる絶好の撮影スポット
|西の河原公園は“恋が深まる”夜景です
湯畑から西へ300mほど温泉街を行くと「西の河原(さいのかわら)公園」があります。ここがライトアップされることは湯畑ほど知られていないので、イチ押しの穴場スポット。とりわけ夜の公園は神秘的かつ、ちょっぴり不気味。ついカレと手をつないでしまう夜景です。
▲温泉の川と強酸性を帯びた土壌のため、岩がゴロゴロ転がる荒涼とした風景
▲ライトアップがはじまると、幻想的な雰囲気に一変
▲照明の色も刻々と変わるのでとてもキレイ。映える写真も撮り放題です
▲公園にはお地蔵さんもいて、ちょっとシュールな雰囲気です
▲公園内にある「草津穴森稲荷神社」は、東京羽田の穴森稲荷から分霊されたパワースポット
▲鳥居の立つ階段を上るとお社があります。左の小さなボックスには「招福の砂」が入っていて、家にまくと商売繁盛などのご利益があるんです
▲西の河原公園の一番奥には足湯や温泉の滝もあります
▲ダイナミックなライトアップを見たいなら、激しく湯気が立ち昇る真冬もおすすめ
ライトアップは年中無休で行われているので、夜景散策は草津旅の必須プラン。そのうえ写真映えもマックス。昼とは違う草津の風情を、ぜひ満喫してみましょう。もし夜風にあたって身体が冷えてしまったら? もちろん草津の名湯が待ってます!<text&photo:湯川カオル子 問:草津温泉観光協会 https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/ TEL 0279-88-0800>
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2021/05/23| TAGS: lifestyle
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