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【沖縄・粟国島(あぐにじま)】海風を浴びるサイクリングで味わう情緒満点の旅

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最後に紹介するのは、粟国島のご当地食材「もちきび」です。黄色い雑穀でミネラルやタンパク質を多く含み、粟国島では「まーじん」と呼ばれることも。麺の生地やお米に混ぜ込むこともあれば、「もちきびかりんとう」という島のお菓子に使われることもあります。

 

 

上写真の沖縄そばも、麺はもちきび入りのものが使われています。もちきびを使うことで、栄養の面だけでなく、食感の面でもモチモチ感が増しているので、ぜひ本島の沖縄そばと比べてみてください。

 

また、島の味覚として有名なのが塩。近海の水を使って作った「粟國の塩」は島のお土産として高い人気を誇っています。

 

 

粟国島の北部には沖縄海塩研究所があり、ここで20年もの歳月をかけて研究され完成したのがこの塩なのです(以前は工場見学もできましたが、コロナウイルス感染予防のため、2021年4月現在は中止されています)。

 

そんな粟国島の食材を使って作られたアイスクリームにも注目です。「コクうまっ!AA(エーエー)アイス」という名前で商品化されていて、ビジターセンターでも買うことができます。

 

 

もちきびかりんとう(黒糖味)が入っていることで香ばしさがアップしている上に、塩味が加えられているので、さっぱりとした後味が特徴の逸品となっています。地元の中学生が開発に関わった商品ということで子供に好まれる味かと思いきや、大人にもおすすめできるスイーツ。沖縄以外ではなかなか食べられない味なので、島に訪問の際にはぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

離島ならではの海の魅力や、島の味覚をご紹介しましたが、美しい海はもちろんマリンアクティビティにも最適。初夏には、多くのダイバーがギンガメアジの大群を見にやってくる島でもあります。

 

 

那覇からの船は1日1往復しかしない(夏季の月金のみ2便出ています)ので、基本的に日帰りでの観光はできません。島内には泊まれる場所がそれほど多くなく、予約を取っていないと、とんぼ返りをする羽目になる可能性も。

 

 

なので、日程が決まった段階でできるだけ早めに宿泊場所を確保するようにしましょう。また、船は天気によっては、かなり揺れるので船酔いにも注意が必要です。ちょっと沖縄らしくない景色も楽しめる粟国島。ぜひゆっくりと滞在する時間を作ってみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>


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