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【毎日が変わる片づけのワザ(19)】集中を「細く長く」続けるためのコツ

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人間の集中力には「15・45・90分の法則」があるといわれているそうです。90分間、1つのことに集中し続けるのはかなり大変。そうすると、1つの仕事について45分で終えるつもりで組み立てるのがいいかもしれません。

 

また、ある研究では、注意が完全にそれてしまうと再び集中し直すためには20分以上の時間を要する場合があるという結果も出ているそう。そうなると、1日の中で「集中力が完全に切れた」状態の回数をいかに減らすかもポイントになってきます。

 

 

(1)集中するためには「まず仕事机の上を整える」ことから

 

仕事や勉強するときの机の上をどう配置するかは、効率を上げたり集中して取り組んだりするために大事だと思っています。わたしは、自宅でも会社でもカフェでも、以下のようなことを意識しています。

 

・ゴミはこまめに捨てる

・使わないものはしまっておく

・スマホを置いていく位置には気をつける

 

ちょっとしたモノでも目に入ると気になってしまうので、視界が届く範囲にできるだけ余計なモノを置かないようにしています。といいつつも、時にはあえて、食べたお菓子の包み紙などをすぐ捨てず、少し散らかしだめてからゴミ捨てに立つことも。少し席を立って動いたことと、捨てたことでスッキリする効果があるからです。

 

また、スマホについてはプライベートな連絡もくるツールということで集中を妨げられがち。休憩時間に必要な確認や返信をしたら、次に仕事がひと段落つくまでは画面を裏返したり、鞄などにしまったりしておいて、あまり視界に入らない位置に置いておくようにしています。

 

最近思ったのですが、何も通知がきていない「シーン」としたスマホ画面でも、表にしておくと意識のどこかで「何か連絡がくるかも」または「非通知にしているアプリから何かきているかも」と気になっているようなのです。「気が散る」とはよく言ったもので、本当にちょっとしたことですぐに「散る」んですよね…。

 

そして時には、「この仕事が終わったらこれを食べよう」とか「退勤したらこれを飲もう」という、お菓子やお酒、おつまみなどの「ニンジン」をあえて目の前に置いておくこともあります。それらを横目で見ながら「早く終わらせるぞ」と思いながら頑張る、というのも楽しいです。

 

 

(2)「細く長く」集中を維持するために

 

人によって「集中しにくい」時間帯や「集中力が切れやすい」タイミングがあると思います。わたしの場合は、昼食後と夕方17時くらいが怪しい時間帯です…。そんな時は「やる気の泉が枯れた~!」とあえて口に出して言うようにしています(周囲に人がいない時に限ります…)。

 

そして、完全に集中を途切れさせないために、以下のようなことをして、細く長く集中状態を維持する努力をしています。

 

・やる気がなくてもできる作業に手をつける(不要なファイルをPCから削除するなど)

・集中タイム中にきていたメールやSlackなどに返信する

・お茶を買ったり入れたりするために立つ

 

移動してしまうと集中がむしろ途切れるのでは? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、移動中にその日分の残り作業を頭の中で整理すれば、気分を変えつつも集中を完全にはなくさずにすむことが多いです。たとえば、「今日はどこまで終わったらOKなんだったっけ?」と確認するなど。

 

誰にとっても、完全な集中状態を完全に長く続けることは簡単ではありません。「細く長く集中していられればいいや」くらいの気持ちでいることが、結果的に集中を維持することにつながるような気がします。

 

 

(3)絶対に「気が散る」前提で予定を組むことも大事

 

「絶対に気が散って効率が落ちる」ことを前提に、その日の作業計画を立てておくことも大切です。たとえば「今日はAとBとCの仕事まで終わらせよう」と思ったら、「いやいや、Aの仕事に集中して終わらせたら、あとはBを8割くらいまで終えられるくらいだな」というように。

 

集中力は減っていくもの、ちょっとしたことで散るもの、という前提で達成度合いの見積もりを少な目にしておくと、1日の終わりにそこまでできなかった自分を責めずにすみますよ。

 

<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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