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今週、我が家の食卓には、長崎の「島原納豆みそ」が並んでいます。

納豆というイメージより、あたたかいご飯にのせる、もろみ味噌のおかずに近いでしょうか。

島原の乱の際の保存食として生まれた説があると聞くと美味しさに深みが増します。

といっても島原に行ったわけではなく、全国の名産品が置かれているセレクトショップで購入しました。

近年、デパートの物産展ではなくても全国の味を楽しむことができるようになり、

国内外の隠れた名品を紹介しているサイトもあるので、自宅にいながら買うことができます。

秋田のカップきりたんぽ、軽井沢のサラダにんにく、琵琶湖のこあゆオイル漬け、

三重の伊勢志摩かりんとう、大分の安心院干しぶどうなど、日本一周だってできます。

少し割高だけど、地方の塩を買うこともあります。

料理などで一振りする際、塩の産地を考えるだけで少しだけ生活が丁寧になる気分に、

そして、こうした積み重ねは、時間を、

いや、もっと言えば、長い目で見ると人生を豊かにしてくれると思うんですよね。＜text：イシコ　http://sekaisanpo.jp/＞