豊かな海の幸に恵まれた慶良間諸島は、現地で獲れた魚を使った海鮮丼なども美味しいのですが、この地域ならではのご当地グルメもチェックしておきましょう。
座間味島で名物料理となっているのが「もずくそば」です。
沖縄全域で食べられている「沖縄そば」は多くの方がご存じだと思いますが、その沖縄そばをベースに座間味産の太もずくをふんだんに使用したメニュー。もずくは、いまでこそ全国的に食べられている海藻であるものの、国内で最初に養殖に成功したのは実は沖縄県でした。また、現在においても生産量日本一を誇るもずく大国なのです。もずくそばは、そんな地産の太もずくが麺に練り込まれています。
また、沖縄そばというとやはり温かいものが一般的ですが、夏季には「冷やしもずくそば」を試してみることをおすすめします。
そもそも歯応えのある麺が美味しいメニューですが、その上にさらに大量のもずくがトッピングされ、もずくづくしの逸品に仕上げられています。他にも、もずくを使ったソーセージなど、なかなか他ではお目にかかれないものもあるので、島に訪問する際にはぜひお試しください。
|それぞれの展望台で見られる絶景をチェック
海の美しさが諸島の魅力ということはすでに紹介しましたが、その海を眺める展望台からの景色も、慶良間諸島ならではの魅力と言えます。同じビーチであっても、波打ち際に立ったときと高い場所から望む場合とでは、かなり異なる印象。その両方を見比べるのも、慶良間諸島の楽しみ方の1つです。
特に座間味島には数多くの展望台が存在します。それほど大きな島ではないため、車であれば1時間ほどで一回りできるくらいですが、起伏に富んだ地形をしていて、さまざまな角度から海を眺めることができるのです。
上の写真は島の中央近くに位置する「高月山展望台」からの古座間味ビーチの景色。古座間味ビーチをかなり高い位置から広く眺めることができますよ。透明度や沖合にかけてのグラデーションをよりハッキリと見てとれます。
また、座間味島には穏やかなビーチもあれば、切り立った断崖絶壁のような場所も存在しています。
上写真は「チシ展望台」からの景色。展望スペースには東屋が設置されていますが、その両脇には巨岩がそびえたっていて左右どちらを見ても迫力のある島の自然を堪能できます。
一方、渡嘉敷島の阿波連ビーチ近くにも「クバンダキ展望台」というスポットがあります。
ビーチから歩いていける場所なので、セットでの訪問がおすすめ。展望台がある場所の標高は27mと、数字だけを聞くと大したことのない場所かと思いきや、そこから見えるのはまさに沖縄の離島ならではの絶景です。気候にもよりますが、海を挟んだ向こう側には座間味島や阿嘉島(あかじま)も見えます。
慶良間諸島は、沖縄本島から気軽にアクセスできる離島です。「離島は遠い」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、那覇から1時間ほどでアクセスできる島もあるくらいです。
紹介した以外にも、座間味島の南に浮かぶ阿嘉島や外地島(ふかじしま)には、国内最南限の野生鹿であるケラマジカがいたり、ダイビングをしていればウミガメに会えたりと、まだまだ見どころが溢れています。
次の沖縄旅では、那覇からアクセス良好な慶良間諸島への訪問もぜひ計画してみてはいかがでしょうか。<text&photo:岡本大樹>
2021/08/10| TAGS: lifestyle
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