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いつかくる「ひとり暮らし」に向けて「ただ楽しく会話できる場所」を作っていく【毎日が変わる片づけのワザ(42)】

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現在、週2日、右腕のリハビリと診察&注射のため整形外科へ通っています。リハビリや注射は毎回痛いので、正直つらいです…。ですが、通院を重ねるにつれて「あれ、わたし通院が嫌じゃなくなってる。むしろ少し楽しみになっている?」と思ったのです。

 

その理由はおそらく、病院の方たちと次第に顔見知りになり、会話が増えたから。

 

リハビリをしてくれる理学療法士さんとは、体の状態についての会話だけでなく、「最近面白かった本や映画、ドラマ」などの世間話もするようになりました。20分くらいの施術なので、本当にちょっとした時間なのですが、コロナ禍で、ほぼ誰とも話さない生活が続いていたからか、「ただ楽しく、平和に」誰かと会話することって実はとても心にやさしいのだなあ、と思ったのです。

 

整形外科ということもあり、高齢の方も多いのですが、みなさんリハビリ中とはいえ、お元気です。理学療法士さんや看護師さんたちと楽しそうに話している様子を見ていると、「怪我や病気には誰しもなりたくはないだろうけれど、こうやって弱った部分をケアしてもらえる場所で、自分の体をケアしてもらったり痛みについて相談できたり、ちょっとした会話ができることって、実は生活のハリができたり癒しになったりしているのかもしれない」と思いました。

 

実際、わたしにとってそうだったからです。病院に行くために時間までに身支度をして、移動して、診察やリハビリで「感じよく」会話ができるくらいまでのテンションに自分を準備すること。そして、ほがらかに会話したり、ちょっと笑ったりすること。病院帰りにマックやスタバに寄って、少し仕事をしたり、さっとスーパーや薬局に寄ったりすることも。それらのお店でも、店員さんとのちょっとしたやりとりが発生します。

 

これらの時間があることで少し元気になれ、在宅時間が長いことで緩みがちだった心もシャキっとしたように思います。わたしを元気にしてくれるのは、近しい関係の人だけじゃないのかも

 

10年前から続けているピラティスもそうですが、定期的に通う場所と、そこで「ただ楽しく、平和に」話せる時間があることは、誰にとってもきっと必要なのではないかと感じています。そして、いつか娘が自立して「ひとり暮らし」になるときまでに、そういう場所(病院だけではなく)をいくつか作っておきたい、と思いました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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