喫茶店の街としても知られる京都ですが、とりわけOMO5京都三条の周辺は老舗喫茶店のメッカ。お店ごとに趣向を凝らした店内や、こだわりの淹れ方、コーヒーとともにいただくランチやスイーツなど、どれをとってもハイレベルなのです。
▲館内アクティビティの「京町純喫茶コレクション」は、京都の喫茶店の歴史やお店の特色を紹介する講座です。あなたにピッタリの喫茶店が発見できますよ
今注目のカフェ巡り。京都には雑誌に紹介される名店がいくつもあって、どれもが魅力的。「京町純喫茶コレクション」に参加すると、喫茶店文化の魅力が倍増します。「次はカフェ巡りをしに京都へ来ようかな」。そう心に誓うひと時です。
▲喫茶店のマグカップやコースターなど、味のあるグッズを展示します
|「京町らんまん老舗さんぽ」で本当の京都を発見する
OMO5京都三条からほど近い、三条通りの老舗商店を巡るアクティビティ。江戸時代は京のメインストリートだった三条通り。東海道五十三次の終点で、なおかつ出発点だったことから、旅人相手の旅籠や料理屋、土産物店などが多く集まり、今も老舗の商店が数多く残ります。
▲歌川広重の「東海道五十三次」に描かれているのが、鴨川に架かる三条大橋。江戸に持ち帰るお土産を扱うお店が数多くありました
「本家船はしや」は、おかきと豆菓子を100種類以上そろえる名店。宇治で茶業を営んでいましたが水害で京都に移り、雑穀商のかたわら五色豆作りを始めました。明治38年に三条大橋のたもとで店を開きます。手作りされる五色豆は、本格的なお座敷でも使われる由緒あるお菓子です。
▲「本家船はしや」は三条大橋西詰に立つ風情あるお店。坂本龍馬と共に落命した、中岡慎太郎の持参した土佐のゆずが、ゆず風味の五色豆のヒントになったと伝わります
1818年創業のたわしと箒の専門店「内藤商店」は、柔らかな京都弁を話す7代目女将の内藤幸子さんが切り盛りします。たわしの種類と用途は広く、長持ちで、野菜や食器を洗えるほか、ワイングラス用も用意します。身体洗い用は、馴染むと血行が良くなるとか。
▲しっかりとした作りの箒は1本買えば代々使えると言われるほど。お得意先は全国のお寺さんや神社、ホテル・旅館、飲食店など。高品質のメイドインジャパンを求めるインバウンドのお客さんにも人気です
▲現在のたわしの原型になったもので、銅で束ねた繊細な棕櫚の繊維が柔らか。ブラシや刷毛、マットなども、天然素材の棕櫚やパームで作られます
▲可愛らしい「たわしストラップ」はお土産にぴったり。ここにも職人技が活きています
▲河原町通りを渡るとアーケードになる三条通りは、最新のお店や老舗が入り乱れる、いかにも京都らしい商店街です
三条名店街に立つビルの奥に、400年続く小さな名店があります。縫い針の専門店「みすや針」には、種類豊富な針がそろいます。特に日本刺繍の針は、職人が刀と同じ製法で作る逸品。裁縫のお好きな方やお土産物を探す方はもちろん、服飾関係の学生さんやアパレル系のお仕事をする方には、おすすめのお店です。
▲ビルの奥にわずかに見える緑の木々に気づかなければ、うっかり通り過ぎてしまうお店
▲通路を進むと瀟洒な庭園が広がって、都会の真ん中にあるとは思えない、小さなお店が現れます
▲旅先で使える裁縫セットはお土産にももってこい。湿気を吸う桐箱に入った5本の針と3色の糸、切れ味鋭いハサミが入り、箱の蓋を裏返せばカラフルな針山が現れます
針山に刺して楽しむ可愛らし飾り待ち針も、お土産にピッタリ。ネコ、犬、カエル、ウサギ、木の葉、薔薇といった定番商品のほかに、季節の限定品も登場します。
▲飾り待ち針のネコは4種類。江戸初期より18代目となるご主人の、京都弁の名調子もお店の名物のひとつです
三条名店街にある「吉田源之丞老舗」は、戦国時代真っ只中の元亀3年(1572年)に創業した仏具店。ご主人は代々吉田源之丞の名を襲名して現在は15代を数えます。
▲「吉田源之丞老舗」は、木像をはじめ仏壇や数珠などの仏具を製作販売しています。OMO3京都東寺の「東寺まんだらさんぽ」で貸し出される、星野リゾートのオリジナル数珠もこちらの作
▲吉田源之丞老舗には仏師がいて、ここで仏像作りをしています。そのどれも表情がとてもいいんです。立ち寄る価値がありますよ
三条通りをさらに西へ進み、西洋建築の建物が立ち並ぶ一画にある「むす美」は、風呂敷の製造卸売を営む山田繊維のアンテナショップ。モダンでカラフルな風呂敷は、見れば欲しくなることまちがいなし。結び方によってはバッグやスカーフになったりと用途も様々で、新しい使い方を発見できます。
▲「むす美」では結び方のワークショップも開催。買ったお土産を持参すると、その場で包んでもらえます <写真提供:OMO5京都三条 by 星野リゾート>
▲お洒落なカフェスタンドの隣りには、新選組が急襲した家屋敷が残っていたり、エレキギターが並ぶお店のすぐ近くに400年続く老舗が商売をしていたりと、カオスという言葉が似合う京の町。OMOレンジャーとともに、迷い込んでみませんか?
ディープでカオスな三条通り周辺。そんな街をめぐるには【OMO5京都三条 by 星野リゾート】がぴったりです。実は、OMOという言葉がどこから出てきて、どんな意味があるのかはナゾとのこと。とはいえ、OMOてなし充分のOMOレンジャーの案内は、OMOしろい発見が盛りだくさん。京へのOMOいがつのる体験を、ぜひ満喫してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:OMO5京都三条 by 星野リゾート https://www.hoshinoresorts.com/resortsandhotels/omobeb/omo/5kyotosanjo.html>
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2021/10/17| TAGS: lifestyle
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