パリのルーブル美術館や島根県安来市の足立美術館などのように、
美術館自体を目的に旅に出かけることもあるけれど、
旅先で出会った美術館にふらりと立ち寄ることも多い。
展示物もご縁と感じながら。
ただ、「書」の展示だけは未だに苦手で、
馴染みがないせいか、単に文字が並んでいるだけにしか見えず、げんなりしてしまうこともあります。
先日も「書」を眺めていましたが、全く頭に入ってきません。
近くでおばさま方が発する「力強い」、「繊細」、「筆の動き」などのボキャブラリーは何も浮かんでこない。
ただ、時折、カッコいいなぁと思う書はあります。
こんな見方でいいのかなぁと恥ずかしくなってきました。
その時、女子高生が続々と入ってきます。
書道部なのでしょうか。
営利目的でなければ、撮影可能な展示会だったので、
彼女たちは気に入った文字を見つけるとスマホでパチパチ撮影していきます。
「これ、メッチャいい!」
などとはしゃぎながら。
そうだよなぁ。
「カッコいい」でもいいんだよなぁと気が楽になった次第です。
女子高生、ありがとう。
「メッチャいい」でいいんですよね。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2021/11/20| TAGS: lifestyle
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