「龍安寺」に到着すると、「ご一緒の写真を撮りたいという時にはお役に立てますし、簡単にガイドもできますので…」と三木さんも車から降りて同行。歩きながら龍安寺を観光するポイントを説明してもらえます。
「位の高い方が訪れた時に頭を上げて紅葉をみることがないよう、目線に葉っぱがくるように紅葉は剪定されているんです」と豆知識を教えてくれたり、「ここからの景色がキレイで有名なんです」と撮影スポットを教えてもらえたりと、とにかく至れり尽くせりです。
▲目線の位置で剪定された紅葉
▲龍安寺の「石庭」へ続く階段はCMなどでも有名なスポット
そして、龍安寺といえば「石庭」(枯山水の庭)が有名。「お寺の庭というのは、部屋の中から座って見た時に1番美しく見えます。ぜひお座りになって見てみてください。ここには15個の石がありますが、15個すべてを1箇所から見ることはできないんです」と三木さん。
▲木の高さや奥に見える塀の高さ、それぞれの位置まで完璧に整えられている「石庭」はとても美しく、眺めているだけで癒されます
満月の十五夜のように「15という数は完全を意味する」と考えられていて、この庭のように1つ石が見えない状態を「“完全ではないこと”を表しているのだ」とする解釈があるのだそうですが、「今でも真実は謎に包まれている」そうです。「完璧じゃなくても良いのだ。足りない部分も含めそのままの姿でも良いのだ」とそんな意味があるのかもしれません。
そして、奥の茶室の入口にあるという「つくばい」(ここにあるのはレプリカ)。
水戸黄門が寄進したもので、真ん中に「口」、その周りに4つの漢字が書かれていて「吾唯足(ることを)知(る)」と読みます。
「もともとは限られた人しか見られなかった景色を見るのは贅沢で貴重な体験なので、できるだけ静かにゆっくりと味わってほしいです」と三木さん。なお、龍安寺のような禅宗のお寺には「比較的人の少ない早い時間に向かうのがおすすめ」とのことです。
|三木さんイチオシの「大徳寺」へ
2021/11/07| TAGS: lifestyle
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