special reportスペシャルレポート

自分好みの京都旅がラクちん簡単◎ 貸切観光タクシーで巡る【京都旅<龍安寺〜銀閣寺>】

Twitter
LINEで送る

 

次は、賑やかな参道を通って「慈照寺銀閣」へと向かいます。銀閣は建物自体が派手な金閣に比べると少し地味な印象かもしれませんが、「庭の美しさだったら圧倒的に銀閣だと思います」と三木さん。

 

▲「銀閣と東求堂の2つは創建当初(室町時代)のまま残っているんです」

 

中に入ってまず目に入るのはこの白い砂の庭。いくつもの波のように砂が盛られた「銀沙灘」と、まるで山を表現しているかのような「向月台」です。創建当初にはなかったそうで、これらは江戸時代になってから作られたもの。一説によると、この白い砂に月明りを反射させて建物の中を照らしたのではないかと言われています。

 

 

「銀沙灘」の向こうに山が見え、紅葉の赤、黄色、だいだい、松の木の緑など、様々な色が目に飛び込んできます。あいにくの曇り空ですが、それが逆に白いキャンバスの役割を果たしています。木々の並び方は計算されているのでしょうが、葉っぱの色づき方までまるで計算されているかのようです。

 

 

そして銀閣寺は「金閣は金箔だから、銀閣は銀箔でしょう!」との思い込みがあったため、そのシックな佇まいにビックリ。もともと銀箔が貼られていたわけではなく、漆黒が塗られていて、今ではその色も落ち、とても落ち着いた印象。派手さはありませんが庭の真っ白な砂の色との対比が美しく、その味わい深い姿に魅了されます。

 

▲月を洗うという意味の「洗月泉(せんげつせん)」。流れ落ちる水が一度岩に当たり、波紋が緩やかに伝わっていきます。「上から落ちてくる湧水で水面が揺れ、そこに月が映ると洗っているように見えるというオシャレな名前ですよね」と三木さん

 

階段を登って行くと、山の上にある展望所から銀閣や庭を見下ろす事もでき、それもまた美しい眺めなのだそうですが、残念ながら時間切れ。庭をぐるりとまわるような形で出口の方へと向かいます。

 

 

色づいた葉っぱが充分に残っている木もあれば、ほとんど散ってしまっているところもあります。地面に落ちた葉っぱも、あえて落ちたまま残してあるところ、1箇所に集めているところと様々。1つの庭の中にいろいろな表情があって、どこを見ても美しく、飽きることなく眺めることができます。

 

 

午前中から午後早い時間にかけて訪れた3つのお寺。どこも完璧に整った美しい庭があり比較的静かで、ただぼーっと庭を眺めて過ごしたいと思うような心安らげる場所でした。紅葉と癒しを求めるなら最適なので、写真では伝わりにくい美しい景色を確かめに、ぜひ自分好みの京都旅がラクちんに叶う「貸切観光タクシー」を使って訪れてみてくださいね。<問・予約:MKタクシー・ハイヤー https://travel.mk-group.co.jp/kashikiri/ 075-757-6212>


前のページへ

1 2 3 4 5

border