設置されているシミュレーターは、池袋-小川町間のATC(自動列車制御装置)導入にあわせ、運転士の習熟訓練用に使われたもので、ホンモノの運転台を転用。沿線のCG画像が映し出され、踏切の警報音や鉄橋の音も再現しています。今も2台が現役で稼働しているそうです。
▲客室に設置されたシミュレーターは、東武東上線を走る50070型の車両用<写真提供:浅草東武ホテル>
▲このシミュレーターは志木乗務管区で実際に使われたもので、訓練室で使われていた椅子も用意しています
▲東武50070型の運転台と同じ操作を体験。モニターに映る景色はシミュレーターの加減速にも対応し、ときには対向車両とすれ違うことも
正面のモニターに写るCGは、シミュレーターが開発された2013年当時の池袋-小川町間61.4kmを、ビルなどを含めリアルに再現しています。とはいえ、川越から先の田園風景が広がる一帯は「ちょっとカンタンな画?」になりますが…。とりわけ、和光市駅のすぐ横に2020年6月にオープンした系列ホテルが、影も形もないのは無念です!
▲T型のマスコンハンドルを前後に動かして、発車、加減速、停車を操作。その手ごたえも、本物の車両と同じです
はじめは利用客のために作られたシュミレーターのマニュアルを見ながら操作。運転に慣れるまでちょっと緊張しますが、コツをつかめばハマります。この部屋に泊まったら、終電なしの終日運転です。
▲前方の景色や速度計、時には標識を同時に見ながらの運転は思いのほか大変。このシミュレーターを体験すると、運転士さんを尊敬しちゃいます。
駅の停止位置にうまく停まれないと、車両の扉が開らきません。もしホームをオーバーランしたら、バックが可能です。とはいえ、「我ながらカッコ悪いですが…」という具合に。まるで本物の電車を運転しているみたいでしょ。
▲運転台横のモニターを操作すれば、池袋ー小川町間の出発したい駅を選べたり、上下線、普通列車/急行列車、先行列車の選択など、マニアックな設定も可能です
ではまず、各駅停車で往復して、急行列車で走ってみて、ホームも変えて、緊急停止も試してみて……。これはもう、食料買い込んで徹夜で楽しむしかありません。でっ、居眠り運転しちゃったら、非常ブレーキがかかるんです!
|客室に飾られた鉄道グッズもマニアック
2021/11/10| TAGS: lifestyle
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