リモートワーク中心の働き方になってから、仕事のやりとりはほとんどSlackになりました。Slackはビジネス用の、チャットに近いツールではありますが、こちらから送った連絡に対して、相手がどのタイミングで返信をくれるかは、もちろんわかりません。
・ミーティング中かもしれない
・他の人とも(Slackで)やりとり中かもしれない
・Slackやメールの確認をいったん止めて、作業に集中しているかもしれない
・単純にSlackに気づいていないのかもしれない(どのように通知しているかも人によって違うので)
・有休をとっているのかもしれない
タイミングが合えば、それこそ「数秒」で返信をもらえることもあるし、合わなければ数時間、または半日、長ければ翌日以降もしばらく返信がないことも…。最近は、もう「そういうもの」だと思って、自分の都合に合わせて返信がもらえない前提で連絡しています。
だって、プライベートでやりとりするLINEだって、すぐに返信がこないことなんてしょっちゅうです。仕事ならすぐ返信がくる、なんて思ったらいけません。人によって時間軸は違うのです。
先日、同僚とその「返信が速い」「返信が遅い」の感覚がかなり違うことについて話しました。そのひとは、「Slackの返信が5秒なければ遅いと思う」とのこと。ご、ごびょう…! たしかに昔、別の同僚からは「1分返信がなかったら遅いと思う」と言われて震えた記憶があります。
みなさん、ちょっと気が短いですね…。
でも、このやりとりで改めて思いました。誰もがそれぞれ、「自分にとってはこれが基準」ということがあって、その基準をもとに行動したり、相手を受け止めたりしています。それはもちろんわたしにもそういう基準のようなもの、無意識に前提としていることがあります。
リモートワーク中心で、ほとんどの「会話」がSlack上でされるようになった今。テキストでやりとりするときのお互いの基準を理解する努力をすることがとても大切だと。
とはいえ、その人がどんなに急いでいたとしても、わたしがそれに完全に合わせて返信することは、同じ場所で同時に同じ作業をしているわけではないので難しいです。もちろんそれは、相手にとっても同じこと。そういう意味では、リモートワークは「効率を下げる」部分もあるのかもしれませんが、それを理解した上でやっていかないとストレスがたまるだけだなあ…と。
リモートワーク生活になって約1年半。「Slack上で一緒に」仕事をしている同僚や上司、関わっている人の人数分の「基準」と向き合って仕事することに慣れたつもりでしたが、実はまだまだ慣れていなかったようです。この、小さな「ズレ」の積み重ねが大きなズレになることで相手との信頼関係を壊さないためにも、「基準を確認し合う」時間を惜しまないようにしようと思いました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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2021/11/28| TAGS: lifestyle
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