ひがし茶屋街には隠れた名所や観光スポットがたくさん存在します。ここでは立ち寄っておきたい恋愛成就のパワースポットと金箔の街金沢を体験できるユニークなお店を紹介します。
▲隠れたパワースポット「東山菅原神社」
東山菅原神社には学問や習い事の神様菅原道真がまつられ、ひがし茶屋街で働く芸妓さんの鎮守として創建されました。ご神木として右に左に黒松(男)、右に赤松(女)が1本ずつ植えられて良縁を願うほか、口を開けた狛犬の頭をなでても恋愛運に恵まれるそうです。
▲東山菅原神社にある松の穴
太平洋戦争末期に飛行機の燃料不足を補うため、東山菅原神社の松の木からも油分を採取したと言われます。
▲金箔のトイレにビックリ! 「金箔屋さくだ」は一見の価値アリ
江戸時代、金箔作りは幕府の独占事業。加賀藩は隠れて生産していたため、希少な金を極限まで薄く延ばす技術が発達。今では金箔の99%を生産しています。ひがし茶屋街にある専門店「金箔屋さくだ」では、金箔の女性用トイレがありました! 男性用は銀箔です。
▲金箔トイレは誰でも利用できます
▲光も透ける1万分の1mmの薄さ。10円硬貨ほどの金が、畳1枚分の大きさまで延ばされます
▲和紙で作られた箔打紙に、金箔を1枚1枚挟んで延ばします。この箔打紙が、実はあぶらとり紙に再利用されているんです
▲金を箔打紙に挟んで打ち延ばす機械。昔は職人が手作業でおこないました
お店には様々な金箔グッズが展示販売されていて、見るだけでも楽しめます。金箔作りを見学できるほか、金箔貼り体験も行っているので旅のお土産におすすめです。
<金箔屋さくだ> https://goldleaf-sakuda.jp/
▲ひがし茶屋街にある穴場の眺望スポット「宝泉寺」
傾斜15度の子来坂(こらいざか)を通って標高141mの向山(卯辰山)を登ると、中腹に加賀百万石の城下町を守護する宝泉寺があります。金沢市街が一望できる、穴場の絶景スポットです。
▲昼間とは打って変わって、明かりを楽しむ夜のひがし茶屋街
木造の建物が立ち並ぶ夜の街。目の細い格子の隙間から漏れる光が柔らかく、この街ならではの独特の雰囲気を醸します。
ボランティアガイド「まいどさん」の案内で巡る金沢。ただ歩いただけでは気づかない、ひがし茶屋街の魅力を見つけてみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:金沢市観光協会「観光ボランティアガイド係」 https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/volunteer/>
2022/02/06| TAGS: lifestyle
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