子どもの頃、100円玉を握りしめて駄菓子屋に行く時間が好きでした。
それは大人になってからも変わりません。
3,000円握りしめて、「せんべろ」(千円でべろべろに酔うことのできる店の総称)の梯子は今も好きですし、
クリエイターたちと巣鴨に行き、1000円を渡してコーディネートする企画をしたこともあります。
その遊びは旅先でも変わりません。
「午後は2,000円で」と決め、地域のコミニティバスを利用して、歴史民俗資料館や銭湯に行き、
後は食堂かなぁなどと頭の中で計算しながら過ごすのです。
出張先で時間がない、もしくは、疲れてホテルでゆっくりしたい時にもこの方式を取ることも。
ビジネスホテルで面倒になり、目の前のコンビニでカップラーメンを買ってで、いいかなぁとなることももちろんあります。
面倒になると惰性で選びがちになり、惰性の心地よさもあります。
それはそれでいいけれど、ちょっとしたことで惰性ではなくなることもあり、
私にとって「100円玉を握りしめて」の感覚は、そのスイッチの切り替えになるのでしょう。
「今日はワンコイン(500円)で」と考えるだけで、少なくともカップラーメン選びの視点は変わります。
そういう時に限って高いカップラーメンに目が行き、今日はワインコイン買い中止宣言を出すこともあるけれど、
それはそれで楽しいんですよね。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2022/07/02| TAGS: lifestyle
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