長野県で散歩がてら、久しぶりに旅先の美容室に伺いました。
15年ほど前、世界の美容室をテーマにした連載をしていたことがあります。
リトアニアで髪の毛をピンクにしたこともあれば、
西アフリカでドレッドヘアになったこともありました。
それ以来、知らない土地の美容室に行くことがライフワークの1つ。
もちろん髪の毛を切るタイミングにもよりますけどね。
永明中学校近くの美容室を選びます。
昼間に立ち寄った尖石縄文考古館で、この校庭から発掘された縄文土器などの遺跡を見て想像を膨らませたばかり。
学校の周囲には、いくつか美容室があり、「坊主1000円」と手書きのポップがガラスに貼られている理容室もありました。
丸刈りにしていた5年前だったら、ここも選択肢に入ったかも……と通り過ぎます。
行きついたのは長屋風の2階建ての建物。
広いガラス張りの1階は「貸店舗」、2階も片隅に美容室の看板はあがっているものの、
他の空間は利用している気配はなく、寂れ感満載です。
不安を抱えつつも、2階へあがっていきました。
扉を開けると、リノベーションされた白い美しい空間に驚き、外から見るより広い。
4か所ある鏡前も、ゆったりした空間がとられています。
20代後半もしくは30代前半らしき男性と女性の美容師2人でやられ、客は私以外に20代の男性一人だけ。
「切っている間も雑誌を読んでいただいて大丈夫ですよ」
と雑誌が詰まったタブレット端末を渡されます。
そういえばこのところ雑誌を読んでいないなぁと大興奮。
ファッション誌から、週刊誌まで、パーマをかける2時間の間、
特に長野の話をうかがうこともなく片っ端から読み漁っていました。
これも旅の思い出として刻んでおきます。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
2022/07/23| TAGS: lifestyle
イシコ
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