ある日、習い事で一緒になった人に、「この前別のレッスン後に、道具をウェットティッシュで拭くときの姿勢をインストラクターさんから注意されて…」という話を、笑ってもらうつもりでふとしたら、「わー、マナー教室の先生みたいだね!」と少〜しだけ嫌そうに言われてしまいました。
次の瞬間、「あ、そんな感じの言い方ではなかったですよ!」と、反射的に否定した自分がいました。
そのときにふっと、あ、わたしにとって「マナー教室の先生」はあまりイメージが良くないのだな、ポジティブな言葉ではないのだな…と気がづきました。そしてとても厳しくスパルタな人、というイメージなのだなと。でも、その人はもしかしたら「マナー教室の先生のような、所作のきれいな人だったんだね」と言いたかった可能性もあるのに、それを確かめずに言われたことを否定してしまった…とも。
そして、こういうことって、実はしょっちゅうあるのでは…? と思いました。
同じ言葉をやりとりしていても、
・自分がその言葉をネガティブな意味で使っているのか、ポジティブな意味で使っているのか
・相手がその言葉をネガティブな意味で使っているのか、ポジティブな意味で使っているのか
それがお互い一致しているかどうかで、会話の内容が大きく違ってくるのではないかと思ったのです。同じ言葉を言われても、受け取り方が違えば、意味もまったく違ってしまう。相手がどういうつもりでその言葉を使ったのか、確認しながら話すことって、とても大事だなと、改めて思いました。
最近は、「〇〇」と言われたときに、「わたしにとって〇〇はそのまま〇〇だけど、相手はもしかしたら〇、くらいのつもりで言っているのかもしれない」と、一度立ち止まってみることを意識しています。
そして、「〇〇って言っているのは、〇〇そのままの意味であってる?」とできるだけ聞いてみるようにしました。もし思っていた意味と違っていたら、どう違うのか教えてもらいます。それを少し意識してみたら、これまでよりは同僚や上司、娘や友だちとの会話に誤解が少なくなってきたような気がします。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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2022/07/10| TAGS: lifestyle
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