・消風散(しょうふうさん)…かゆみが強く分泌物が多い慢性の皮膚病に用いられる漢方薬
熱を取り除いてかゆみを鎮めるとともに、湿を取り除いてジュクジュクした分泌物を取り去る効果があるので、分泌物が多く、かゆみもあるデリケートゾーンのトラブルに効果を期待できます。
・加味逍遙散(かみしょうようさん)…のぼせ、肩のこり、疲れやすさ、精神不安やいらだちなどの精神神経症状がある方の冷え性、月経不順、更年期症状、不眠症などに用いられる漢方薬
栄養を運び、熱を取り去って赤みを冷やすはたらきのある生薬を含んでおり、ホルモンバランスの乱れを整える効果を期待できます。
ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく、からだへのダメージを与える場合もあるので、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師に相談しましょう。お手頃価格で不調を改善したい、という方にはオンラインで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめ。AIと漢方のプロが効く漢方を見極めてくれます。
デリケートゾーンのニオイには、ムレや膣内の自浄作用の低下が関与していることがあります。対策としては、清潔にすること、生活習慣を見直すこと、漢方薬を試してみることがおすすめ。ぜひ参考に、デリケートゾーンの不安を吹き飛ばしてくださいね。<text:皮膚科医/薬剤師 金城 里美 東京大学薬学部、東京医科歯科大学医学部を卒業。現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務中>
2022/08/03| TAGS: beauty
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