糖質制限ダイエットは、糖質の摂取量をゼロにするのではなく「制限する」というのがポイント。過度に糖質を減らすとホルモンバランスや自律神経が乱れ、健康を損なう恐れがありますし、リバウンドにもつながる原因にもなります。
それでは正しい糖質制限ダイエットのポイントを詳しく紹介していきます。
(1)1日の糖質量の目安は「70〜130g」
糖質は立派なエネルギー源です。そのため過度に制限するのではなく1日の糖質量を制限するのがポイント。朝・昼・晩の食事1回につき、糖質量を20〜40gを目安するとよいでしょう。たとえば、お茶碗1杯(約100g)に含まれる糖質量はおよそ35.6g。他のおかずなどと調節しながらメニューを決めていけば、スムーズに糖質制限を行えます。
上記より、1日に摂取する糖質量は「(20〜40g)×3食=60〜120g」となります。ここに軽めの間食やデザートなどを加え、大体「70〜130g」が1日の糖質量の目安となります。
(2)1日3食しっかり食べる
規則正しい食事リズムを作ることは、ダイエットにおける重要項目。ダイエット中だからといって食事を抜き、空腹の時間が長引いてしまうと、次の食事で血糖値が上昇し、からだは脂肪を蓄えようとします。そのため、1日3食をしっかりと摂り、昼はお肉や魚を積極的に食べ、夜は高カロリーな食事を避けるなどの対応をしましょう。
(3)水分を積極的に摂取する
糖質制限ダイエットを行うと、ケトン体と呼ばれる物質が体内で生成されるようになります。ケトン体の濃度を下げるために水分を消費するため、水分不足に陥ることがあるのです。体内で水分が不足すると、脂肪が燃焼しにくくなったり便秘になったりと、ダイエットを妨げる原因に。また、めまいや脱水の原因にもなるため、しっかり水分を摂るようにしましょう。
|ダイエット効果を高めるには漢方もおすすめ
糖質制限ダイエットの効果をより高めるためには、漢方薬の服用もおすすめ。漢方薬はダイエット外来で処方されることもあり、むくみの解消や脂肪燃焼を助けます。
ダイエットに使われる漢方薬は過食を軽減したり、脂肪の吸収を抑えて便と一緒に脂質を排出したり、燃焼効果をあげるといった作用を期待できる他、水分の巡りや血流改善によって肌が潤い、ストレスに負けない生活をおくるサポートにも役立ちます。また、自然由来の成分からできているため、西洋薬に比べて副作用が少ないという利点も。気になる方は、下記のおすすめの漢方薬を合わせて取り入れてみましょう。
・大柴胡湯(だいさいことう)…ストレスを軽減し、気の巡りを改善できる漢方薬。日々蓄積するストレスやイライラが原因で食べ過ぎてしまう人におすすめです。
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)…おなかがぽっこりと出ている人、下半身のダイエットをしたい人におすすめの漢方薬。脂質代謝機能を改善し、老廃物を排出させる役割を持ちます。
漢方にはさまざまな種類があります。自分の状態に合っているものを選ばなければ、場合によっては副作用が生じてしまうこともありますし、「どの漢方を選んだらいいかわからない」という方も少なくないでしょう。そんな方にはオンライン上で漢方に関する相談ができ、AIを活用し自分に合った漢方を選んでくれる「あんしん漢方」のようなオンラインサービスもおすすめです。
正しい方法で糖質制限ダイエットをすれば、続けやすいのはもちろん、痩せ効果をきちんと得られます。糖質を適度に制限しつつ、規則正しい食生活を心がけ、時には漢方の力も借りてみてくださいね。<text:元漢方・生薬認定薬剤師 竹田由子>
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2022/08/22| TAGS: beauty
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