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宮古島と石垣島の中間に浮かぶ【沖縄・多良間島】。島に残る独特の文化を楽しむ旅

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多良間島の食についても紹介しておきましょう。実は多良間島にはほとんど飲食店がありませんが、沖縄グルメの定番であるそばを食べることができます。

 


▲「多良間そば」というメニューで提供されています

 

絶品ダシが自慢の島のグルメがこちら。波打った形のかまぼこが入るのは、宮古島で提供される沖縄そば(通称、宮古そば)の特徴です。そして、島のものを使ったアイスクリームとお茶も、なかなか他では味わえない島の特産品です。

 

 

上写真のアイスクリームは、島で育てた黒糖を使ったアイス。添加物を使っていない贅沢な逸品として、ふるさと納税の返礼品になるなど、注目され始めています。他にも、多良間村の村花であるタラマバナ(ベニバナ)を原料としたお茶はかなり珍しいメニューです。

 

 

最後に、多良間島だけにあるちょっと珍しい文化を紹介します。次の写真に写っている看板の文字を読んでみてください。

 

 

リに丸がついた文字がありますが、これは間違えているわけではなく、多良間島では「イ°」「ム°」「リ°」という表記があちこちで見られます。通常のものより弱めに発音するのですが、島訪問の際には現地の人に発音してもらって、どう読むのかを確かめてみましょう。

 

 

また、島には「トゥブリ」という、海へと続く道があります。島のあちこちにあるので、いくつか回って見比べてみるのも楽しいテーマになるはず。このように独自の文化が残る多良間島は宮古島や石垣島とはまた少し違った雰囲気を味わえます。ぜひ一度訪問してみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>


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