12年くらい続けているピラティスを習い始めたころにレッスンを受け、それ以来とても好きなインストラクターさんがいます。
レッスン内容はもちろんなのですが、人柄も大好き。受けられるときは、できる限りレッスンに通っています。
他のクライアントさんからもとても人気のある方なので、グループレッスンはすぐ埋まり、キャンセル待ちになるほど。その人のレッスンを一度受けた方はたいてい、「また受けたい!」とリピーターになるようです。
コロナ禍をきっかけに、前よりもレッスンに通えるようになり、去年は肩を痛めてしまったこともあってプライベートレッスンも時々受けるようになりました。そのインストラクターさんに体のことを相談できる時間がとてもありがたく、楽しみになっています。仕事でしんどいことがあった時などは、心の中のモヤモヤを少し聞いてもらうことも。
インストラクターさん:「前、ロールダウン(レッスン冒頭にやることが多い、導入のエクササイズ)をしただけで、私の声を聴いたら涙が出てきてしまった、とおっしゃっていたクライアントさんもいましたよ。心の中にある心配事は、体にもすごく影響するので、その心配事を解決しただけでも体が楽になりますよ」
とのこと。心身ともに整えてもらっているような気がします。
でも、コロナ禍になり、わたしは人とあまり会わない、そして自分の心の中の話をほぼしない生活になったことで、数少ない、本音を話せる相手でもあるインストラクターさんを好きになりすぎているかも…と感じたことがありました。きっかけは、インストラクターさんが他のクライアントさんと親しく話している様子を見たときにモヤモヤしたこと。
「いいな、あんなに仲良く話せて」という思いが生まれたのです。そして、「わたしも少し話したいなぁ。声をかけてもらえたらうれしいなぁ」とも思いました。
これは…ちよっとした焼きもちでは? インストラクターさんの人柄、レッスン内容が大好きなのでできるだけ受けたい! という、この気持ちは自然だと思います。でも、「(インストラクターさんと)もっと仲良くなりたい」という気持ちは、コントロールしないと、まるで「自分の思いがこめられた網をかぶせる(漁で使う網をかぶせるようなイメージです)」ように、自分の若干重い気持ちをその人に向けて飛ばしてしまうかもしれない、と思いました。
だめだめ、それはやったらだめなやつ。
この「網かぶせ」は、相手が友だちでも、恋人でも、家族でも、自分が大切に思っている相手なら誰でも、自分の思いが強くなってしまったときにやりがちな気がします。そんなときは、ちょっと一歩引いて冷静になることを意識しています。「今のこの思いは、相手にとって『重く』ないかな?」というように。
相手の気持ちや関心を自分に引き寄せるための「網」のようなものを、誰かにかぶせないよう冷静さを保ちながら、大切な人との良い関係をつくっていきたいです。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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2022/10/16| TAGS: lifestyle
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