メイン料理は4種類から1皿選べるプリフィックススタイル。2022年11月のメニューは、「国産牛テールの赤ワインプレゼ」と「とちぎ和牛“匠”のポワレ ペリグーソース」、「真ガモのロースト 下仁田ネギのプレゼ」、そしてスペシャリテの「小鳩の塩パイ包み焼き」を用意。ワインも料理に合わせて選ばれます。ここでは「とちぎ和牛のポワレ」と「小鳩の塩パイ包み焼き」を紹介します。
栃木県のブランド牛でA5ランクの「とちぎ和牛」の中でもわずか数パーセントのみの最高級霜降り肉“匠”。きめ細かなサシが入ったフィレ肉は、旨味をしっかり感じられるようシンプルに焼き上げます。ナイフがスーッと入る柔らかさで、そのまま食べても美味しいのですが、塩やトリュフ風ソースなど4種類の味付けで楽しめます。
▲「黒毛和牛 とちぎ和牛“匠”のポワレ ぺリグーソース」
牛肉料理にペアリングするのは2022年の今年、まさに飲み頃になったボルドーワイン「シャトー・ラ・ガフリエール」の2013年製ビンテージ。メルロー90パーセントにカベルネフランがくわわり、肉の旨味を楽しめる、柔らかく繊細な味わいのミディアムフルボディに仕上げています。
▲上質な牛肉料理に合わせた、今年が飲み頃のミディアムフルボディ「シャトー・ラ・ガフリエール2013」
4種類のメインディッシュの中で、とても興味深い一皿が「小鳩の塩パイ包み焼き」。家禽類の飼育で知られるフランス・ブレス産の小鳩は、胸肉をナスのペーストと合わせ、岩塩入りのパイ生地で包みオーブンで焼き上げた逸品。ゲストの目の前でパイ生地から取り分けるパフォーマンスも見どころ。旨味がギュっと凝縮していて、肉もとても柔らかです。
▲シェフのスペシャリテ「小鳩の塩パイ包み焼き」
小鳩の産地ブレス地方とも近いローヌ地方のワイン「コート・ロティ バセノン2007」。力強い味わいのシラー種のブドウを使ったヴィンテージは、鉄分を含む小鳩料理に合わせたチョイスです。しっかりとした味わいの赤ワインが、小鳩料理を引き立てました。
▲小鳩料理とペアリングした「コート・ロティ バセノン2007」
そしてデザートは、フリーズドライの苺とホワイトチョコレートをサンドしたサクっと軽い食感のミルフィーユ。さっぱりとした苺のシャーベットと、爽やかな香りのローズマリーシロップが添えられます。
▲デザートは「カリカリいちごのミルフィーユ」
ハンガリーのトカイ地方で栽培されるフルミント種のブドウから造られるのは、世界3大貴腐ワインと称されるほどの極甘口。2000年に創業したワイナリー・パトリシウスの「トカイ アスー 5 プットニョス」は“貴腐葡萄5樽分の甘さ”転じて“糖蜜のような甘さ5度”を表す、濃厚な甘味のデザートワインです。
▲デザートには極甘口の貴腐ワイン「パトリシウス トカイ アスー 5 プットニョス」で
▲最後の締めはコーヒーと小菓子です
▲そして、ここでしか味わえない究極のサイドメニューが大都市東京の夜景です
345mから見下ろす非日常感満点の夜景とフレンチの美食。そして料理を引き立てるこだわりのワイン。東京スカイツリーの【Sky Restaurant 634(スカイレストラン ムサシ)】で、世界中ここだけでしか味わえない景色と料理を、ぜひ一度試してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:Sky Restaurant 634 https://restaurant.tokyo-skytree.jp/>
2022/12/18| TAGS: lifestyle
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