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東京スカイツリーの絶景を満喫。隈研吾監修の超ユニークなホテル【ONE@Tokyo】

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地上10階のホテルは客室が全142室。どの部屋も天井高が2.45m以上あって、ミニマムな部屋でも意外なほど圧迫感がありません。ここでは2部屋用意されたスイートルームのうち、「ライブラリースイート」を紹介します。

 

▲エレベーターホールの階を示すフロアサインは、シースルーの布を通してネオンが光ります

 

客室階の廊下では、柑橘系のアロマの香りが鼻をくすぐります。客室のドアの左右には木目の目立つ木材が張られ、壁には天井から照明されたカーテンがかかり、一種独特の柔らかな雰囲気をたたえます。

 

▲ユニークな演出の客室階廊下

 

56平米のスイートルームは芸術家のアトリエをイメージした「アトリエスイート」と、ここで紹介する「ライブラリースイート」の2種類です。

 

▲“読書家のための書斎”をイメージした客室「ライブラリースイート」56平米

 

▲角度をつけた棚にあるのは建築やアート関連の書籍。1冊1冊が主役のように間接照明で照らされます

 

窓際には木製のベンチやデスクを設置。スイートルームを含めた客室の木材は、木目と節がはっきりと見える合板が使われます。一般的には節のない木材ほどよしとされますが、あえて使って“木としての存在感”を高めています。

 

▲キングサイズのベッドを設置

 

ヘッドボードの壁は、書架と同じく角度をつけて間接照明が光を投げかける個性的なデザイン。また、部屋着としてバスローブがおかれています。

 

10階の客室からは東京スカイツリーの他、東武スカイツリーラインと京成線が見えるので、電車好きの方にもおすすめ。

 

▲通りに面した高層階の部屋からはスカイツリーを見られます

 

「ライブラリースイート」にはテレビがなく、替わって大画面で見られるプロジェクターが設置されています。

 

▲ボタンを押すと天井に収納されたスクリーンが展開。テレビ番組はもちろんDVDデッキも用意され、大画面の動画鑑賞をベッドから楽しめます

 

▲ベッドの枕元にある照明や電動カーテンなどのスイッチは、工場や研究施設の操作盤を思わせるデザイン。イラストで機能を判別できるようになっています

 

スイッチの他にも、パウダールームやバスルームなど、ホテルのインテリアというよりも、工場や作業場を思わせるインダストリアルな空間デザインです。洗面の壁には作業現場などで目にするアルミのチェッカープレート(縞鋼板)を採用。インダストリアルなデザインのステンレス製の洗面が2台並びます。

 

▲スイートのパウダーエリアはまるで工場を思わせるデザイン。洗面の左のガラスドアがバスルーム、右の半透明の扉がトイレです

 

▲チェッカープレートの壁から直接突き出す水栓のノズルとハンドルは別体で、ホテルではあまり体験できない“飾り気のなさ”も見どころ

 

▲洗面に作り付けられた収納にはタオルやアメニティボックスを用意。あえて“最小限の作業”で制作されたように見える家具も面白さのひとつ

 

▲バスタブはスイートルームのみに設置

 

スイートルームのバスルームは、壁やバスタブにもチェッカープレートを採用した個性満点の造り。ハンドシャワーのほか天井にマウントしたレインシャワーを備え、浴室内は間接光で照らします。自社製品のバスアメニティは、持ち帰り可能なミニボトルが人数分用意してありました。

 

|ミニマムな空間に機能性を追及した「セミダブル」


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