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2万字の文字起こしからの記事作成は「片づけ」と似ている【毎日が変わる片づけのワザ(106)】

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わたしは、会社で担当しているオウンドメディア記事の執筆・編集作業が大好きです。社員のインタビュー記事を書くことが多いのですが、あるとき、記事企画〜インタビュー〜執筆〜編集から記事公開までの全工程を「見えない家事」レベルで分解してみたら、記事を作成することは片づけによく似ているかも、と感じました。「クローゼットの片づけ」と比較しながら説明してみたいと思います。

 

 

(1)整理するものを全出し

 

記事:インタビュー約1時間の文字起こし → 約20,000字

 

クローゼット:着ないものあるはず…な状態 → 約100着くらいの服(があると仮定)

 

 

(2)いらないものを捨てる

 

記事:記事には使えないと判断っした部分(アイスブレイク部分や合間の脱線コメントなど)をザクザクと削除 → 約15,000字

 

クローゼット:サイズが合わない、くたびれていて着られないものを捨てる → 約70着

 

 

(3)さらに捨てる

 

記事:記事にしようと思えばできるけど、「今回は使わない」と決めた部分を削除 → 約9,000字

 

クローゼット:たとえば1年以上着ていない、または今の自分にはもう似合わない、と感じた服を捨てる → 約50着くらいに

 

 

(4)残ったものを整える

 

記事:構成を入れ替えたり、説明を追加したり、表現を言い換えたりしながら整える → 約5,000字

 

クローゼット:夏服冬服、お出かけ着や普段着、などのカテゴリ別に仕分け → 約20着

 

 

(5)完成&終了

 

記事:整理した原稿を最終的に整えて、目次もつけて、完成

 

クローゼット:引き出しなどに収納して終了

 

 

このように文章もクローゼットも、

 

・いらないものを捨てる

 

・さらに捨てる

 

・残ったものを整える(入れ替えたり組み合わせたり)

 

という工程が似ているのでは…と思いました。

 

インタビュー記事の作成は、約1時間話してもらった内容の中から、「わたしはここを残したい」「この部分を特に厚く伝えたい」と決めて、大事なものを残していく作業だと感じています。そして、クローゼットの片づけなどの「モノの片づけ」も、「今の自分が大切にしたい服はこれ」と絞り込み、残す作業です。服も文章も、「不要なものを減らし、大事なものを残す」ことで、わかりやすく(服は探しやすく、文章は読みやすく)なるのではないかと思いました。

 

そして、片づけも記事作成も「たくさんあるところから大事なものを残すために捨てる」を繰り返すこと。片づけが大好きなわたしにとって、「約2万字の文字起こしから記事をつくる」作業はとても楽しく、大好きな仕事なのだと気づくことができました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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