メインディッシュから、締めのお寿司、そしてデザートまで、美味しさの感動と、ゲストを楽しませる趣向が続きます。
群馬県のブランド牛“上州和牛”のすき焼きは、肉そのものの旨味を楽しめるよう、タレは控えめな味つけ。肉がとっても柔らかく、さっぱりとした脂の甘味に舌つづみ。群馬名産の太い下仁田葱も11月の中旬から1月の中旬までしか収穫できない、冬ならではのお楽しみです。
▲上州和牛と下仁田葱のすき焼き
夕食の目玉のひとつが、握りたてのお寿司。各個室を板前さんが巡り、ゲストの注文に合わせて目の前で握るワクワク感いっぱいの趣向です。ネタは鮪、鯛、かんぱち、穴子、玉子など10種類ほど用意され、好きなものを好きなだけ注文できます。
▲ゲストに人気の「客前寿司」
「シルクサーモン」は海なし県の群馬で、清流で育てるブランドニジマスのこと。近年人気の同県「ギンヒカリ」を上回る美味しさと評判です。客前寿司は料理の締めになるため、シャリは通常の半分程度で、選びすぎても大丈夫。全種類注文する人も多いのだとか。
▲選んだのは、シルクサーモン、鯛、鮪、ネギトロ、穴子、かんぱち
驚かされたのがデザートです。ムース状に泡立てる“エスプーマ(泡)”をヨーグルトに応用。和食会席ではまだ珍しい試みです。さらに、二酸化炭素で泡立てるので、ヨーグルトなのにシュワシュワのスパークリング感! 中には柚子のゼリーや、料理長が弾力にこだわった沼田産の蒟蒻のほか、日替わり具材の苺や小豆が入ります。
▲シュワシュワ感が刺激的なエスプーマのスパークリングヨーグルト。フルーツの酸味や甘味、蒟蒻の歯ごたえも楽しめます
際立つ出汁使いと素材のよさを引き出す味つけ。職人が個室で握る“客前寿司”に、スパークリングのヨーグルトなど、美味しさと、驚きの趣向を楽しむ粋なディナーをいただきました。老舗旅館【草津温泉 奈良屋】で、名湯と美食の旅を満喫してみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:草津温泉 奈良屋 https://www.kusatsu-naraya.co.jp/>
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2023/03/01| TAGS: lifestyle
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