51室ある客室は、全て地域の伝統や文化に触れられるご当地部屋「和華蘭の間」。洋室や露天風呂付き洋室のほか、客室付き露天風呂や広い特別室があり、ペットと泊まれる愛犬ルームも備えます。
▲廊下の照明は「長崎ハタ」の図案がモチーフ
長崎では凧上げをハタ上げと言い、その独特な絵柄が照明の傘を飾ります。さらに廊下に掲げられたルームナンバーは、活版印刷機で使われる活字がモチーフ。1590年に天正遣欧少年使節によって長崎にもたらされた日本初となる活版印刷術へのオマージュです。
▲あえて“露天風呂についた客室”という意味を込めた、お風呂が主人公の部屋「客室付き露天風呂」
42平米の「客室付き露天風呂」は窓の外が2人同時に入れるほどの露天風呂になっていて、八万地獄に向き合うテラスのような湯船と、ソファを置いた湯上がり処を広くとった定員2名の客室です。滞在中は湯浴みを存分に楽しめました。
▲温泉を引いた露天風呂と湯上がりスペース <画像提供:界 雲仙>
湯上がり処の床とソファは防水で、お風呂から出たままバスローブでごろっと寝転がるのんびり気ままなスペース。火照った身体のクールダウンにも最適です。ガーゼ生地のバスローブは、肌に触れる裏面がタオル生地になっていて、とても着心地がよかったです。
▲「長崎びいどろ」の照明も印象的
17世紀、ポルトガル人によって長崎にもたらされたガラスの製造技術。「客室付き露天風呂」のみ長崎びいどろ(ポルトガル語でガラスの意味)の照明が飾られ、いにしえの異国文化を感じられます。
▲「客室付き露天風呂」のパウダールームと、レインシャワーを備えたシャワーブース
|もっとも広い「特別室」
界 雲仙の客室の中でもっとも広い85平米の和華蘭の間「特別室」。最大4名までの宿泊が可能です。
▲「特別室」に入ると、「波佐見焼」の器が飾られた廊下が目を惹きます
波佐見焼は、豊臣秀吉の朝鮮出兵から連れ帰った技術力の高い朝鮮人陶工たちが、大名の庇護で現在の波佐見町に開いた窯がそのルーツ。美しい白磁に藍色の絵付けが特徴で、近年は色使いも多様化。「特別室」に飾られたお皿は、長崎の凧「長崎ハタ」のシンプルモダンな絵柄が印象的です。
▲「特別室」には小上がりになったベッドとゆったりとしたソファスペースを用意
▲島原染めのアクセントウォールやソファのクッションなど青い色がコンセプト <写真提供:界 雲仙>
「島原木綿」のアクセントウォールがあるのは特別室だけ。クッションなども西洋風の風合いで、長崎らしい異文化交流を感じられる客室です。
▲広々としたテラスも「特別室」だからこそのしつらえ。外に向いたカウンター席は掘りごたつのように座り、噴気が上がる八万地獄を望めます
▲露天風呂からも八万地獄を一望
▲ダブルベイシンの洗面にはシャワーブースを併設。その奥が露天風呂です
ダブルベイシンの洗面は、最大4名まで泊まれる「角部屋洋室」と「特別室」の双方に備えます。
|各客室で触れられる長崎文化
2023/03/04| TAGS: lifestyle
アクティビティ
アメニティ
お出かけ
ステンドグラス
ラウンジ
レポート
伝統工芸
客室
旅
星野リゾート
活版印刷
温泉
界 雲仙
長崎びいどろ
長崎県
雲仙地獄
きれいのニュース | beauty news tokyo