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都心から最も近い離島。べっこうや椿などの島文化を楽しむ【伊豆大島】の旅

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活火山は自然災害の危険性ももちろんありますが、同時に島にさまざまな恵みをもたらしてくれている存在でもあります。温泉はわかりやすい例ですが、島内の見応えある数々の自然景観も火山によって作られたものばかり。

 

例えば、「バウムクーヘン」と呼ばれるスポットもそのひとつ。

 

 

正式には「地層切断面」という名前ですが、島を一周するための道路を作る際に、まるでバウムクーヘンのような美しい地層が出現。そのまま観光スポットとして、多くの人が訪問する人気の場所となりました。

 

「トウシキ遊泳場」は黒い溶岩流が続く海岸線で、透明度の高い海とのコントラストが美しく、夏のシーズンには天然のプールとしても利用されます。

 

 

島の南東部の海に立つ「筆島」も見逃せません。形が筆の先のようであることからその名前が付けられた場所ですが、もともとはここに火山があったことの名残。

 

 

「筆島火山」と呼ばれるその火山の活動はなんと伊豆大島ができるよりも昔の240万年〜数十年前のこととされています。

 

|べっこうや明日葉など、人気の「ご当地グルメ」も豊富

 

広い伊豆大島ですが、ご当地グルメも種類豊富に揃っているので、訪問の際はぜひチェックしておきましょう。

 

まず、ご紹介するご当地グルメは「べっこう」です。

 

 

べっこうというのは、魚の切り身を唐辛子醤油につけたもののことを指しています。名前の由来は刺身がべっこう色になることから。いわゆる刺身のヅケに近い料理ですが、色合いが独特です。「べっこう丼」や「べっこう寿司」といったメニューで島のレストランで提供されています。

 

明日葉も伊豆諸島の名物食材です。生育環境として島の気候がちょうど合っているため、島中に生えています。

 

 

場合によっては道端で見かけることもあるほど。多少のほろ苦さと香りが特徴的で、天ぷらやおひたしで食べられています。

 

また、島の北部、伊豆大島の空港近くには牧場があり、大島牛乳が作られています。

 

 

ほとんど島内や他の島で消費されるため、あまり本土では見かけないかもしれませんが、濃厚な味でソフトクリームなどの加工品も作られています。牛乳や乳製品が好きな方はぜひチェックしてみてください。

 

|「椿油」の名産地としても有名な伊豆大島


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