加賀藩前田家が文化や工芸品の振興のために奨励した茶の湯。金沢では今もお茶会が開かれ、それとともに和菓子作りも盛んです。ホテル1階のOMOカフェでは、15時30分から、金沢の老舗「落雁 諸江屋」とコラボした「生らくがん作り体験」を用意します。
▲「生らくがん作り体験」は1人 \1,000。前日の17時までに予約
紙芝居を使って、生らくがんの説明や金沢の和菓子文化を解説。そのあと生らくがんを作り、棒茶と共に試食するまでが体験です。
▲好きな押し型を2つ選んでらくがんを作ります
一般的に、らくがん作りには木型を使いますが、気軽に体験できるよう「落雁 諸江屋」が、シリコン製のホテルオリジナルの押し型を制作。OMO柄など可愛いデザインが人気です。
▲和三盆糖と寒梅粉を混ぜ合わせた粉とあんを層にして、型で押し出します
▲押し型の文字やデザインがくっきり現れた、きれいならくがんが出来ました。
出来立てのらくがんはしっとりした食感で、和三盆糖とあんこの上品な甘さで、棒茶と共にいただきます。らくがんのイメージが変わる体験でした。
|「いいじな棒茶の飲み比べ体験」
金沢でよく目にするのが“加賀棒茶”。茶葉ではなく茎を煎じたもので、石川県で日常的に飲まれています。そこで、焙煎方法がちがう棒茶を飲みくらべできるのが、「いいじな棒茶の飲み比べ体験」。「いいじ」とは、石川県の方言で「いいね」の意味で、焙煎方法の違うお茶の味わいを試します。17時から18時30分まで、30分ごとに計4回行われる無料のアクティビティです(季節によって開催時間帯や回数に変更があります)。
▲「いいじな棒茶の飲み比べ体験」
飲み比べ体験で使うのは、ホテルのあるタテマチストリートで170年の歴史をもつ老舗「野田屋茶店」のお茶で、一番摘みのやわらかい茎を焙煎したものです。
▲普段は経験することのない棒茶の飲み比べは、とてもレアな体験です
左から香り高く焙煎した「薫(かおり)」、中央は浅く焙煎した「極(きわみ)」、緑色は「深むし煎茶」の3種類。「極」からいただくと味わいの違いがよく判ります。「薫」は香ばしく、「極」は柔らかな甘味を感じました。
金沢の文化や美術に触れる【OMO5金沢片町 by 星野リゾート】のアクティビティ。観光やショッピングだけじゃない、ちょっと深く金沢を知ることができる体験に、ぜひ参加してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:OMO5金沢片町 by 星野リゾート https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5kanazawakatamachi/>
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2023/05/30| TAGS: lifestyle
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