lifestyleライフスタイル

映画から車旅を想像し、計画する

【思考をキレイにする旅の仕方(373)】映画から車旅を想像し、計画する

Twitter
LINEで送る

様々な映画祭で受賞し、特に、アカデミー賞で日本映画初となる作品賞などにノミネートされ、

 

国際長編映画賞を受賞した映画「ドライブマイカー」。

 

公開時に映画館で拝見し、大好きな作品の一つになり、再びネット配信で拝見しました。

 

とは言え、約3時間に及ぶ大作で、画面上で殺人事件が起きるような非日常なシーンがあるわけでもなく、

 

涙なしでは見られない感動作品でもありません。

 

しかも私にとって難解なチェーホフの戯曲「ワーニャ叔父さん」の台詞を織り交ぜてあります。

 

 

しかし、映画に力があるのでしょう。

 

最期まで食い入るように観てしまいます。

 

記憶力の悪い私は、ところどころ忘れ、「そうだった、そうだった」と思い出しつつ、

 

今回は「チェーホフ」の台詞を丁寧に味わっていました。

 

私の脳では、味わうといっても知れているけれど。

 

そして、何より、主人公が演劇祭の仕事で長期滞在している広島からドライバー「みさき」の故郷、

 

北海道の小さな集落まで移動する車旅に自分の旅を重ねていました。

 

 

私は、バス旅は多いけれど、自分で運転する長い車旅は少ない。

 

運転中、すぐ眠くなることも影響しているのかもしれません。

 

ただ、同じ線の旅でも、バスと自分で運転する車の旅は、感じ方が違い、自由度も違います。

 

そして、その自由度は私の場合、キャンピングカーなど大きな車ではなく、細い道も停める場所の選択肢も広がる軽自動車がいい。

 

災害時の軽自動車の車中泊、RVパーク、公共交通機関が利用しづらいホテルや旅館などを体験しながらの日本旅などを3年ほど前に企画して、今の車をリースしたのです。

 

にもかかわらず、コロナ禍を理由に車中泊の旅は数えるほど。

 

映画を観て、改めて計画しているところです。<text:イシコ


border