special reportスペシャルレポート

京都×発酵×野菜。【梅小路ポテル京都】で味わう美味しいディナーと古都の朝食

Twitter
LINEで送る

五重塔の眺望や京都ならではの銭湯スタイルの浴場、京都ゆかりの人や会社が係わるフリースペースなど“京都推し”たっぷりの【梅小路ポテル京都】。もちろん京都の味にもこだわります。ディナーではイタリアンをベースに、発酵食材と京の食文化を楽しめます。また、朝食ビュッフェもおばんざいや出汁巻のほか、京都産の卵や醤油を使用。どれも珠玉の美味しさです。

 

|旬の野菜と発酵食材が美味しさの秘訣

 

今回いただいたディナーは、春から夏前にかけての「Potel Early-summer Dinner」で、乾杯ドリンクと6品の料理がつくコース。発酵の力で、旨味や甘味などより美味さが増すほか、免疫力を高めるなど多くの効果も期待。野菜もふんだんに使われヘルシーなうえ、ソースもすべて野菜で作る創造性豊かな味わいです。鮮やかな色合いも、目を楽しませてくれました。

 

▲レストランは梅小路公園側に窓がある開放的な空間です

 

「Potel Early-summer Dinner」には乾杯ドリンクがついていますが、ホテル敷地内にある「梅小路醗酵所」で買ったお酒なら、持ち込み料1本につき¥500で、料理と共に楽しめます。

 

▲コースディナーの乾杯ドリンクは、スパークリングワインを選びました

 

最初の一皿は、素揚げした九州産の沢蟹が、笹の葉や揚げたワンタンの皮の上で遊びます。沢蟹はカリカリで香ばしく、旨味のある塩こうじのパウダーが振られます。お好みで、ケチャップとレモン汁を合わせたカクテルソースでいただきます。

 

▲物語を見ているような「沢蟹の素揚げ」は、シェフのユーモアが伝わる一皿

 

脂に甘味がある広島県産の「ささゆりポーク」は、塩麹漬けにした後スモークし、スペインの生ハム「ハモンセラーノ」と重ねたミルフィーユ仕立て。ビネガーを加えた葱のソースは風味豊かで、ベビーコーンや京都産のアスパラガスなど、食べ応えのある野菜と共に楽しめます。

 

▲「ささゆりポークの塩麹漬けハムとハモンセラーノ」

 

そら豆、枝豆、牛蒡やマッシュルームなどの蒸した野菜饅頭を、生トマトを裏ごしした爽やかな酸味のソース“トマトクーリー”でいただきます。

 

▲カーネーションの花びらが彩りの「野菜饅頭 トマトクーリー添え」

 

甘鯛のフリット(揚げ物)は、パリパリの鱗と肉厚で柔らかな甘鯛の食感のちがいも楽しめます。キャベツとミキシングした出汁の効いたソースは、甘鯛はもちろんソテーしたズッキーニやパブリカともベストマッチ。野菜と魚のハーモニーを楽しみました。

 

▲「甘鯛のフリット ソテー野菜添え」

 

ボリュームのある兵庫県産の「はりま牛」は2種類のソースが際立つ美味しさです。茶色のソースは赤味噌と白味噌を合わせたヨーグルトソースで、もう一方は、京都三大漬物のひとつ“しば漬け”と紫蘇のソース。コースディナーの牛肉料理は、酸味のあるソースがよく使われますが、日本伝統の発酵食材を加えたソースで、それぞれ酸味のちがいを堪能。万願寺唐辛子のほろ苦さもアクセントです。

 

▲「はりま牛ランプのロースト ヨーグルトソース」

 

デザートは「醤油麹のガトーオペラ」。醤油麹を使ったキャラメルクリームやチョコレートクリームなどが層になり、塩麹のパウダーがかかった甘じょっぱいスイーツです。世界中を飛び回りコーヒーハンターの異名をもつ、川島良彰氏の「ミカフェート」のコーヒーとともにいただきました。フルーティな浅煎りで飲みやすく、軽やかな味わいです。

 

▲「醤油麹のガトーオペラ」

 

|京都の味の多彩さを朝食ビュッフェで満喫


次のページへ

1 2

border