ライターが実際に使ってみて感じた、吸水ショーツのメリット&デメリットを紹介します。
メリット
・紙ナプキン代が浮く
生理の経血量には個人差がありますが、2日目や就寝時にはナプキンとの併用が安心。それでも、紙ナプキンの使用量を減らせるので、長期的には経済的といえそうです。
・量の少ない日は漏れずに快適
生理の1日目や4日目以降など経血が少ない日は、朝履いて1回交換または夜まで交換なしで問題ありませんでした。自転車に乗る、軽いストレッチで脚を開くなどの動きをしてもまったく漏れず。ショーツの吸水許容量を超えない限りは、接触部の濡れた感じもなく、快適に過ごせます。
・生理前後の紙ナプキンの無駄な使用を減らせる
生理前後に、念のために付けておいた紙ナプキンが無駄になってしまうことってあるはず。でも、吸水ショーツなら、とりあえず履いておけば紙ナプキンを無駄にすることなく安心して過ごせます。
デメリット
・ショーツをおろして再度履くときに違和感がある
経血量が多い日や長時間の使用後は、トイレに行きショーツを履きなおすタイミングで、ヒヤッと冷たく感じることがありました。
・洗濯の手間がかかる
吸水ショーツは手洗いが必要。手洗いで汚れを落としたあとにネットに入れて洗濯機で洗うこともできますが、他の洗濯物に色移りの心配もあるため、分けて洗うのがいいでしょう。こうした作業が面倒に感じるかもしれません。
|おりものケアには漢方薬もおすすめ
おりものケアには漢方薬もおすすめ。実際、デリケートゾーンのかゆみに効果が認められている漢方薬もあり、婦人科や皮膚科でも使われています。
なお、デリケートゾーンのトラブルに対しては、「泌尿・生殖器の炎症を鎮めてかゆみを軽減する」「水分の循環をよくして、老廃物を排出し、おりものを軽減する」「血流をよくしてデリケートゾーンの皮膚のターンオーバーを促す」「免疫力を上げてかぶれにくくする」といった漢方薬を選ぶのがポイント。女性ホルモンのバランスを整えることで、デリケートゾーンのかゆみやおりものの改善だけでなく、生理中のイライラや生理痛なども同時に改善することができます。
なお、おりものケアにおすすめの漢方薬が下記の2種です。
・八味地黄丸(はちみじおうがん):冷えが強い方に。生殖器系の働きを高めて乾燥からくるかゆみを和らげます。
・竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう):体力のある方に。陰部の熱を冷まして炎症を鎮め、膣のかゆみや排尿時の痛みを軽減します。
漢方薬を選ぶときは、自分の体質や状態に合っていることが大切。もし自分に合う漢方薬の選び方がわからない方は、薬剤師がAIを活用し、自分に合う漢方を選んで自宅まで届けてくれる「あんしん漢方」のようなオンラインサービスを試してみましょう。
今回は吸水ショーツの使い方や、メリット&デメリットを紹介しました。洗濯が手間になりますが、紙ナプキンの使用を減らせて経済的にもなります。ぜひ上手に取り入れて、生理期間を快適に過ごしましょうね。<text:医師 木村 眞樹子>
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2023/06/21| TAGS: beauty
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