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ニホンミツバチ視点の旅

【思考をキレイにする旅の仕方(374)】ニホンミツバチ視点の旅

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現在、私が住む町でニホンミツバチを飼い始めて2年ほど。

 

多少、人間でコントロールできるセイヨウミツバチとは違い、

 

自然環境に頼る部分が大きいので難しい。

 

だからこそ面白い。

 

 

私が住む地域は、ニホンミツバチの文化が消えて長い時期を経たようで、

 

人間でいう結婚相手がおらず、婚礼飛行ができないため、なかなか増えていきません。

 

 

そこで岐阜県と福井県と滋賀県の県境にある旧揖斐川郡坂内村へ旅がてら伺った際、箱を置かせていただくことに。

 

以前、地域おこしでダチョウの飼育をしていたことで知られる地域です。

 

4,5年ほど前までは、坂内ではニホンミツバチは頻繁に飛んでいたらしい。

 

元村長さんの家の中にまでニホンミツバチの巣を作るほど。

 

 

しかし、この地区も過疎化や山の管理の問題なのか、様々な要因が重なったのか、

 

クマが山里まで降りてくることがあり、

 

ミツバチの巣も狙われるようになり、

 

ニホンミツバチを見かけなくなったのだとか。

 

やはり日本全国でニホンミツバチが激減しているようです。

 

 

設置後、元村長から栄養価の高い肉で知られるダチョウの話もうかがっていました。

 

飼育の難しさと利益とが追い付かず、10年ほど前に飼育終了。

 

一時期は、町外で飼育されているダチョウの処理も行っていましたが、

 

4年ほど前からは町内で駆除したシカを処理し、ジビエとして販売することへ移行したらしい。

 

 

とにもかくにも、坂内に入ったニホンミツバチと私の住む町のニホンミツバチと婚礼飛行させることを期待する日々です。<text:イシコ


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