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訪ねておくべき名店の味。ホテル雅叙園東京の中国料理「旬遊紀」で美術と美食を満喫

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中国料理「旬遊紀」には個室やテーブル席があって、コース料理やアラカルトをいただけます。総料理長は2023年春に黄綬褒章を授与された近藤紳二シェフ。今回はコース料理を紹介します。

 

 

▲一般フロアも回転テーブルになっています

 

乾杯はシャンパーニュで。「ジャカール モザイク ブリュット」は、キリっとしたドライな味わいで、食事の始まりを華やかに彩ってくれました。

 

▲乾杯酒にはシャンパンをチョイス

 

はじめに運ばれる冷前菜の盛り付けは、紹興酒漬けの蟹味噌、クラゲの冷菜のトリュフ風、カラートマトの酢漬、蒸し海老、穴子の煮凝り、ネギソースのかかった牛タンの冷菜です。

 

▲それぞれ異なる味わいや食感を楽しめる「特製冷菜懐石飾り」

 

▲グラスには紹興酒に漬けた蟹味噌がたっぷり入り、レモンを絞ってさっぱりといただきます

 

▲色鮮やかな小鉢には夏が旬の穴子の煮凝りが盛りつけられ、金箔を散らしてきらびやか

 

「大海老の雲丹ソース」は、濃厚で旨味タップリの雲丹の味を堪能。プリっとした大きな海老と、そら豆やゆり根などのホクホクの野菜が美味しかったです。

 

▲「大海老の雲丹ソース」

 

|北京ダック、魚、メインの肉料理

 

中国料理の王道ともいえる北京ダックや、手の込んだ魚料理、さらにメインディッシュは、甘味や辛味、酸味などの複雑な味が口に広がる肉料理が続きます。

 

肉料理にあわせて「鉄観音茶」をいただきました。常に適温に保たれるように、器の下にはロウソクが灯ります。差し湯も可能で、何度かお湯を補充して飲むことができます。

 

▲口の中がさっぱりする「鉄観音茶」

 

北京ダックは切り分ける前に各テーブルを巡って、間近で鑑賞。その後店内の一画で、手慣れたスタッフが切り分ける様子を見られます。

 

▲「特製窯焼き窯出し北京ダック」

 

北京ダックは、セットの付け合わせも印象的な味ぞろい。薄餅の上に北京ダックをはじめキュウリや葱をお好みで加え、ガーリックチップや杏子のジャムでいただきます。味付けや盛り付けはお好みですが、さっぱりいただけるキュウリやネギをたっぷり盛るのがおすすめ。梅ソースの酸味も楽しめます。

 

▲北京ダックの2種類のソースは、濃い味を楽しめる烤鴨醬(甘味噌)と、さっぱりとした梅生姜

 

魚料理は、赤唐辛子と青唐辛子、細切りネギを、蒸したクエの上にトッピングして、一度油をかけた後、パクチーをのせた一皿。クエの身が柔らかく、葱油を使ったソースに合わせながらいただきました。

 

▲「クエの蒸し物」はトッピングした野菜がアクセント

 

肉料理は「和牛肉のマンゴー巻き」。驚くほど甘いマンゴーの果汁がジュワっと広がり、香辛料の効いた和牛の旨味や、お皿に敷いた「朝天ソース」の酸味や辛味など、様々な味や風味を楽しめます。付け合わせの野菜や揚げた唐辛子、カシューナッツは、食感と味のアクセント。多彩な味つけの妙味が余韻に残る一皿です。

 

▲「和牛肉のマンゴー巻き 朝天ソース」

 

|締めの食事とデザート


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