高台からの景色を楽しめる石山展望台と違い、岩肌の迫力をより強く感じられるのが、島の東側に位置している「シークレット」という場所です。
新島の南部の海岸線には約6kmにも渡って巨大な白い岩壁がそびえ立っています。高さも30〜50mほどあり、壁というよりは、柱がいっぱい並んでいるようにも見えて少し不気味ささえ感じられます。海風の侵食でいびつに削られた姿は、まさに自然が創りだしたアート作品のよう。
もともとこの場所はサーフィンの名所として知られていました。スポットへの入り口も分かりづらく、地元の人しか知らないポイントだったこともあり「シークレット」と呼ばれるようになったとされています。現在では観光名所のひとつなので、気軽に訪れることができますよ。
|新島名物にもなっている「モヤイ像」とは?
石山展望台にも置かれているモヤイ像ですが、実は他にも「新島モヤイ像物語」というスポットや「石の動物園」には数々の石像が並んでいます。
そもそもモヤイ像というもの自体をご存じないという方も多いことでしょう。おそらく日本で最も有名なモヤイ像は渋谷駅のすぐ近くにあり、待ち合わせ場所としても利用されるモヤイ像です。そのモヤイ像も元をたどれば新島から寄贈されたもの。
新島は世界的にも希少であるコーガ石を採掘できる場所ではありますが、そのことは島外ではあまり知られていませんでした。そんなコーガ石の知名度を向上させようと、1970年ごろに有志で作り上げたのがモヤイ像で、いまとなっては島のシンボル的な存在と言われるほど、欠かせないものとなりました。なお、「モヤイ」という単語は、新島の言葉で「助け合う・協力する」という意味を持っています。
|「湯の浜露天温泉」は、なんと無料で利用可能!
2023/07/02| TAGS: lifestyle
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