たとえば、自転車で移動中、横断歩道で前から同じく自転車の人とすれ違うとき。お互いが同じ方によけてしまい、どちらも通れない、ということが時々あります。
相手は左によけたので、わたしにも左によけてほしかった。でも、わたしはうっかり右によけてしまった…。そして、それを回避しようと左によけると、相手が右によけている! やってしまった〜と焦るわたし。
そしてついに、
「チッ」
とすれ違いざまに大きな舌打ち。ああ、舌打ちをくらってしまった! ひっそりダメージを受けるわたし。
悪気はないのに〜 わたしはたしかにあなたの邪魔をしたかもしれないけれど、あなたもわたしの行く方向へ突っ込んできたのに〜 お互い様なのに〜 と、心の中で反論してみたり。
それでも。
舌打ちをされると、シンプルに悲しいです。
舌打ちされたことそのものよりも、「あえてわたしに聞こえるように舌打ちをした」そのあなた(知らない人だけど)の気持ちが悲しい。と、いう気持ちに毎回なります。
舌打ちは、たった一音なのに、された人にかなりダメージを与える破壊力があるなぁ、と改めて思いました。考えてみたら、同じ「た行」なのに、「タッ」でも「ツッ」でも「テッ」でも「トッ」でもそこまでの破壊力はありません。むしろ「テッ」や「トッ」はちょっとかわいい感じになりますね。
「チッ」ってやっぱりすごい!
とはいえ、しゅん、としてしまう音であることは間違いないので、できるだけ「チッ」を聞かないように生きていきたいです。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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2023/12/06| TAGS: lifestyle
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