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神々のつどう国。海が素晴らしい【界 出雲】で神話の世界を体験する

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|開放感抜群!絶景を楽しむ大浴場

 

大浴場に引かれた温泉は特別感たっぷり。海を思わせるほど塩分濃度の高い強塩泉を「清めの塩」に見立て、神社にお参りする前に身体を清める “禊(みそぎ)風呂” として、これ以上はない温泉です。夜は露天風呂からイカ釣り漁の灯りや星空を望み、翌日は日の出を見ながら朝風呂を楽しめます。

 

▲お風呂が楽しくなる「温泉いろは」

 

予約なしで気軽に参加できる「温泉いろは」は、ロビーラウンジ「ご当地楽広場」で毎日16時から。温泉の泉質や効果的な入浴方法が楽しく学べて、お風呂に浸かって実践できる湯治体操も習えます。お風呂の前におすすめのアクティビティです。

 

▲大浴場入口には「筒描(つつがき)藍染」の暖簾がかかります

 

▲昼間は出雲松島の眺望が楽しめます

 

濃厚な塩分を含む温泉は、界 出雲の敷地内から湧く「ナトリウム-塩化物強塩泉」。お風呂あがりに塩分を真湯でサッと流すのがおすすめの入り方です。

 

▲壁から流れ落ちるぬる湯で禊(みそぎ)

 

内風呂の一番奥には、壁から流れ落ちる源泉かけ流しで37度ほどのぬる湯があります。まずここに入ってお湯に慣らし、出雲大社にお詣りする前の “禊の湯” として身体を清めるのが界 出雲流です。

 

▲女湯の露天風呂

 

露天風呂は男女とも開放感抜群で、寝湯も用意。海一望の景色をゆったり楽しみながら湯あみを楽しみました。

 

▲湯上りドリンクも!

 

湯上りドリンクとして、出雲産の麦を使った「出雲麦茶」と、出雲で有名な出西生姜を使った「出雲生姜ドリンク」を用意。生姜ドリンクはちょとピリ辛で蜂蜜とレモンでさっぱり。身体も内側から温まります。

 

▲地元のアイスキャンディーも!

 

湯上りに食べたいアイスキャンディーは、「大山こだわりミルク」、「大山濃い抹茶」、「白バラコーヒー ミルクバー」と、お隣の鳥取県にある大山乳業のご当地アイス3種類を用意。「白バラコーヒー ミルクバー」はさっぱりした味わいでとても美味しかったです。

 

▲界のお宿巡りが楽しくなる「お湯印帳」

 

宿ごとに地域や歴史などをモチーフにした御朱印を押してもらえる「お湯印帳」。古代出雲大社と出雲日御碕灯台が描かれたスタンプを押印してもらいました。泉質や説明も書いてあるので旅の思い出にもなります。

 

|神々が降り立つ出雲の海

 

界 出雲で景色を楽しみながらのんびりとした時間を過ごすなら、おすすめの場所はトラベルライブラリー。海を見ながら、ゆったりとしたソファでコーヒーを楽しめるほか、さらに眺望をダイナミックに楽しめるテラスも用意。神話の時代から続く悠久の時の流れに身も心もゆだねてみてはいかがですか。

 

▲トラベルライブラリーには島根の文化を紹介する書籍をはじめ、絵本などもそろえます <画像提供:星野リゾート>

 

▲海一望のカウンター席がある「かわたれテラス」 <画像提供:星野リゾート>

 

出雲の海を一望する「かわたれテラス」は、日の出の時刻にも訪れておきたいです。

 

|驚きと興奮の「石見神楽」

 

その土地の伝統芸能や工芸品、歴史などに触れられる界の「ご当地楽」。界 出雲では島根に伝わる「石見神楽(いわみかぐら)」が、宿のスタッフにより演じられます。演目は出雲大社の起源とされる神話「国譲り」。豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに=日本)の譲渡をめぐり、二人の神が戦う勇壮な物語です。

 

▲宿のスタッフが演じる「石見神楽」に感動

 

毎晩21時30分からはじまる「石見神楽」は、とてもドラマチックで驚くほどのスピード感。そのうえ至近距離で観れるので迫力満点。戦いの途中で衣装が早替わりするので、瞬きは厳禁です。

 

▲「ご当地楽広場」には石見神楽の衣装が飾られています

 

金糸を織り込んだ神楽の衣装は手縫いで作られ、絢爛豪華。龍の顔は立体的に作られていて、1着30kgもあるものも。面をしているので気づきませんが、この日は女性スタッフも戦いのシーンを演じていました。

 

|出雲の神秘を感じる朝の体操

 

「界」では毎朝「現代湯治体操」がおこなわれ、その土地に合わせた振付を用意します。界 出雲の体操は、稲佐の浜に降り立った八百万の神々が、出雲大社へと向かう様子をモチーフに、弁天島を探す動きや日本海の荒波を表した動きなど、独特の動作を楽しめます。

 

▲「稲佐の浜 神の渡り体操」で清々しい1日をスタート。空には八雲が!

 

温かい季節になると庭で体操をおこなうので、刻一刻と移り変わる空の様子を堪能。時には雲の切れ間から光の柱が延びる薄明光線、別名“天使のはしご”が見られることも。この日の朝は、まさに神々に近づくような気分を味わうことができました。

 

出雲文化に彩られた神々の世界に触れられる【界 出雲】。同じく島根県内にある「界 玉造」では美肌の湯として有名な温泉と、島根発祥とされる日本酒を用意。さらにご当地楽の神楽では、界 出雲は国譲り、界 玉造ではヤマタノオロチと、異なる演目を楽しめます。界 出雲から界 玉造の順に巡るのがおすすめだとか。ぜひ2つの界を楽しんでみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:界  出雲 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiizumo/


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