ピラティスのレッスンを受けるとき、わたしはいつも少し早めに行って後ろに陣取るようにしています。レッスンを受けはじめてから今まで、ずっと続けている習慣です。
後ろに他のクライアントさんがいるとどうしても落ち着かない! そして、できるだけ背後をとられたくない(これはピラティスに限らず、日常生活においても)。というのがその理由。
ある週末。その日は「マジックサークル」という道具を使うレッスンだったので、予約人数分のマットが敷かれ、その上に道具が置かれていました。
わたしはいつものように早めに行き、一番後ろを確保しました。後ろには誰もいません。これで安心。レッスン開始5分前くらいになり、あいている場所は一番前列の2か所だけに。そのタイミングでやってきたクライアントのある女性が、それを見て…
「空いている場所がないな」
という表情になり、おもむろに新しいマットを持ってきて一番後ろに敷きました。えっ? と思わず二度見。周囲の人たちも、
「あれ?(前があいているのに)」という顔をしていました。
それでもそこから動くことなく一番後ろでレッスンを受けたその女性に対して、わたしはいろいろな方向に感情が動きました。
ネガティブ寄り
・え~、みんな後ろがいいから早めに来ているのに…遅くきて後ろに陣取るなんてちょっとズルい
・予約人数分のマットも道具も置いてあるのに、そこに行かないなんて勝手だな〜
ニュートラル
・まだ始めてから日が浅いから勝手がわからなかったのかな
・または、すごく恥ずかしがり屋で、どうしても一番前では受けたくなかったのかな。その気持ちはとてもよくわかる!
ポジティブ
・この行動ができるって、度胸あるな〜!
そして、「こんな風に、1つのことをネガティブにも、ニュートラルにも、ポジティブにも受け取ることができるんだな」と、思いました。そして、どう受け取るかは自分で決められるのだから、ひとつにとらわれずに、こうやっていろいろなパターンで受け止めてみよう、と思った出来事でした。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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2024/02/07| TAGS: lifestyle
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