客室は、デラックス、スーペリア、コンフォート、スタンダードなどの4タイプに、シングルやツイン、アクセシブルルームが用意された175室。ここではホテルに1部屋だけ用意された特別客室「ASAKUSA ROOM」を紹介します。
浅草の伝統を表現した「ASAKUSA ROOM」は、オーナーの家紋「抱き茗荷(だきみょうが)」が随所に見られ、レトロでモダンな雰囲気を楽しめます。さらに最新映画やドラマなど100タイトルを楽しめるVODが無料も魅力です。
▲部屋に入ると暖簾がかかっています
ASAKUSA ROOMは、部屋の入口で靴を脱ぐシューズオフスタイル。短い廊下にはオープンクローゼットや姿見、トイレなどが設けられ、正面の縦長の暖簾もスタイリッシュ。家紋の抱き茗荷が染められています。
▲27平米のゆとりのある室内
ASAKUSA ROOMはスーペリアルームと同じ間取りで、部屋の中央にあるデスクを境に、リビングエリアとベッドエリアから成っています。ソファーベッドを使うことで、大人は最大3名まで宿泊可能。クッションやベットスローなどにも抱き茗荷が記され、浅草らしい伝統を感じる客室です。
▲デスクやテレビも大型
冷蔵庫やポット、カップ類などは客室中央のデスクに用意。細身のデスクライトもお洒落で、しっかりと作られた机は存在感があって部屋の装飾としての役割も果たします。
▲アンティークな家具も置かれています
江戸時代から庶民の暖房器具や湯沸かしとして使われた長火鉢が床に置かれ、後から板ガラスを張って、中には茶釜を納めています。デスクの上にも江戸時代に商家で小銭入れとして使われた銭箱が飾られ、商人の町浅草に触れられます。
▲三社祭の祭礼のひとつ「船渡御」の写真
浅草寺の起源は、飛鳥時代の628年に漁師の兄弟が隅田川から引き上げた観音像で、船に神輿を乗せる「船渡御(ふなとぎょ)」の祭事が江戸時代末期まで行われていました。部屋には1958年に一度復活した船渡御の写真が飾られていました。
▲独立した水回り
ASAKUSA ROOMとスーペリアルーム、デラックスルームは水回りが独立したタイプ。その他の客室はユニットバスになっています。客室には歯ブラシなどのアメニティは用意されていないので、1階のアメニティバーから必要なものをピックアップします。
▲洗い場のあるバスルーム
バスチェアに座ってシャワーを使えるのはとても楽です。バスタブも身体を伸ばせる広さでした。
|ラウンジやミニキッチン、ランドリーも用意
1階に窓の広いラウンジが設けているのもセールスポイントのひとつです。ここでは便利なサービスを紹介します。
▲コンセントも備えるフリーラウンジ
誰でも利用できるラウンジは、通りに向かって大きな窓がもうけられた開放的なスペースです。窓際にはベンチが置かれ、コワーキングスペースとしてはもちろん、宿泊客の憩いの場にもなっています。
▲自分で作るかき氷
暖かい時期はチェックイン時刻の14時から20時まで、ラウンジにはかき氷マシンが登場し、自由に作って楽しめます。こういう親しみのあるサービスはうれしいですね。
▲1階のランドリーは洗濯が無料
4階には、宿泊者が自由に利用できるゲストキッチンもあり、IHクッキングヒーターを備えるなど、長期滞在にも便利です。
|マグロ丼が朝食の目玉!
手ごろな価格で利用できるビジネスホテルの朝食の中でも、美味しいと人気のベッセルホテルズの朝食ビュッフェ。セルフで作るマグロ丼、江戸祭りちらし、ミニお好み焼きやつくね串など縁日をイメージした屋台フードや日替わりの浅草スイーツなど、下町の味をそろえます。
▲レストラン
早い出発の方でも利用できるよう朝6時からオープン。メニューは季節によっても変わるので、リピートしても楽しめます。
▲ビュッフェコーナー
唐揚げやラタトゥイユなどの温かいメニューが並びます。とりわけ注目は、浅草のお祭りをイメージした華やかなオリジナルちらし寿司。彩り豊かで酢飯の優しい味わいは、朝にうれしい一品です。
▲「江戸祭りちらし」やラタトゥイユ、唐揚げなど
▲煮物や汁物、サラダ、スイーツなど
保温されたケースには浅草のお祭りや縁日をイメージした “屋台フード” を並べます。「ミニお好み焼き」や「つくね串」、「チキンナゲット」など、いつもとちがう朝食を楽しめました。
▲お祭り屋台フード
この日は春を感じる「はんなりお野菜の白和え」や鯖の塩焼きなどがありました。
▲煮物などお惣菜コーナー
▲パンコーナー
下町のお菓子をそろえた “浅草スイーツ” もここならでは。メニューは日替わりで、この日はあんみつやマンゴープリン、わらび餅のほか、季節に合わせて桜もちもありました。
▲日替わりの浅草スイーツ
▲コンセプトは東京の下町の味を楽しめる朝ごはん
朝食のイチ押しは「マグロ丼」。豊洲市場直送の鮪の刺身とネギトロが用意され、お好みのトッピングでセルフのマグロ丼が作れます。脂がのった刺身や赤身は新鮮でとても美味しく、醤油は東京あきるの市にある近藤醸造のお刺身用「五郎兵衛醤油」。朝からマグロ丼を食べられる、とても贅沢なホテルビュッフェです。
▲豊洲直送のマグロが美味
お味噌汁は、浅草汁と浅草粕汁の日替わりです。どちらも東京中野にある「あぶまた味噌」の江戸甘味噌を使ったお味噌汁と粕汁で、この日は浅草汁をいただきました。野菜や豆腐、油揚げなどが入った具沢山で、お味噌の旨味を感じる優しい味わいです。さらに東京の定番「深川めし」は、ポットに入った出汁をかけ、出汁茶漬けとしても食べられます。
▲浅草汁は日替わり。深川めしの出汁茶漬けも美味しかったです
▲レストランにも「ASAKUSA ROOM」と同じく江戸時代の船渡御を描いた手ぬぐいが飾られます
下町浅草の気っ風に触れられる【ベッセルイン浅草 つくばエクスプレス】。お手頃な価格のビジネスホテルですが、朝食ビュッフェのマグロ丼など魅力たっぷり。都内の観光やビジネスステイで、ぜひ一度利用してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ベッセルイン浅草 つくばエクスプレスhttps://www.vessel-hotel.jp/inn/asakusa/>
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2024/06/29| TAGS: lifestyle
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