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【思考をキレイにする旅の仕方(420)】琵琶湖の水と竹生島の石と

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|琵琶湖の水と竹生島の石と

 

「琵琶湖の知名度は高いけれど滋賀県の知名度は低いのよね」

 

滋賀県出身の女性が嘆いたことがありました。

 

「琵琶湖の水止めたろか!」

 

彼女がつぶやき、周囲にいた関西出身の方々が爆笑します。

 

東京23区やシンガポールの大きさの琵琶湖は、滋賀県だけではなく、近畿の水源としても大切な役割を持っているので、

 

それに乗じたジョークなのだとか。

 

 

私が住む安八町からから50km圏内と近い琵琶湖は、我が家の神棚とも関係があります…

 

と気づいたのは私が安八町に戻った13年ほど前。

 

伊勢神宮などの神札が供えられた神棚は、毎朝、水と米と塩を供えていたけれど、もう一つの神棚はほったらかしでした。

 

ある日、閉まったままだった扉を開けてみることに。

 

中には石が祀られていました。

 

「そういえば、嫁に来た時に教わった気がする」

 

と母が思い出します。

 

竹生島の石らしい。

 

竹生島は琵琶湖北部に浮かぶ無人島だが、豊臣秀吉など歴史上の人物に所縁があり、

 

大阪城唯一の遺構でもある国宝「宝厳寺唐門」がある場所。

 

そう聞くとご利益がありそうで、翌日から、こちらにもお供えをするようになりました。

 

身近の大きさに気づかないことってあるんですよね。<text:イシコ


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