４階フロアの中央に位置する「 404 Kitchen 」とその回りの店舗エリアは、飲食店のスタートアップを手助けするゾーン。1年限定のポップアップ店舗やレンタルキッチンなど、新しい取り組みをするお店を出店。千葉県の銘柄豚を宣伝するための新規店や、有名店の２番手寿司職人がチャレンジするお店がありました。

 

▲「立ち飲み JUICCCY」

 

気軽にふらっと立ち寄れる「立ち飲み JUICCCY」。２人の共同代表が千葉県出身で、千葉の食材をメインに使ったメニューを提供。豚肉は抗生物質を限りなく抑え衛生的な環境で育てた千葉県の銘柄豚「林SPF」を使用。さらに素材の美味しさを活かす中目黒の人気店「nou」のシェフが考えた創作メニューも登場。昔酒場で人気だったレトロなお酒をアレンジしたドリンクも楽しめます。

 

▲お手頃価格なのもポイント

 

「立ち飲み JUICCCY」は、ワンコインから1000円以下とリーズナブルな料理も多く、気軽に楽しめるのもウリ。注目は写真左側にあるBBB（ビック、ブロッコリー、ベーコン）。千葉県産の巨大なブロッコリーに「林SPF」の大切りベーコンを乗せた豪快すぎるメニューです。

 

▲「熟成鮨 万～離れ～（ジュクセイスシ ヨロズ～ハナレ～）」

 

渋谷・広尾のミシュラン１つ星「熟成鮨 万（ジュクセイスシ ヨロズ）」のポップアップストア。店主の白山洸氏が実現したかった、昔ならではの1貫から頼めるアラカルトの鮨店として「熟成鮨 万～離れ～」をオープン。本店の２番手、３番手にあたる職人が、ここを足がかりにスタートアップにチャレンジするお店です。予約なしで気軽に利用できるのもうれしいですね。

 

▲「404 Kitchen」はレンタルキッチン

 

プロの料理人から営業許可を持っていない人まで、1日や1週間など期間を決めて借りられるレンタルキッチン。食器なども用意され、これまでお店を持っていなかった人や、イベントと連動して数日営業するお店などとして利用。スタートアップ店舗も応援する新しい取り組みです。

 

｜渋谷のクラフトビールと料理を満喫

 

「 SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL 」は、クラフトビールとクイックミールを楽しめるエリア。施設内で醸造する地ビールのお店「 SHIBUYA BREWERY 」を中心に、アジアンエスニックや多国籍料理、唐揚げ、オイスターバー、ミシュラン１つ星のシェフが作ったピザ店など、気になる８店がそろうフードホールです。

 

▲「 SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL 」　＜画像提供：東急不動産＞

 

オーダースタイルも臨機応変。昼間はフードコートなので席の予約はできません。注文はモバイルオーダーができるので、限られたランチタイムも有効活用できます。17時からはレストランにかわり、テーブルから８店舗の注文ができて、料理もテーブルまで運ばれます。会計は、最後にまとめて支払えるので便利です。

 

▲醸造所を併設するビアレストラン「 SHIBUYA BREWERY 」

 

ここではクラフトビールを醸造。まさに渋谷の地ビールは、2024年の年末ごろから登場予定です。

 

▲レストランの一角にあるビール醸造設備

 

▲「 SHIBUYA WEIZEN 」

 

試飲した「 SHIBUYA WEIZEN 」は、柑橘を使った爽やかな味わいです。このほか「 SHIBUYA PALE ALE 」も８月ごろに登場予定だとか。

 

 

▲「 Ciel Pizza（シエルピザ）」の、４種類のチーズを使った「４つの鼓動」

 

表参道で６年連続ミシュラン東京ガイド１つ星獲得の「 LATURE（ラチュレ）」の室田拓人シェフの新しい挑戦。フレンチのシェフながら「渋谷のビールに合わせるなら日本らしいピザを」と考案。ピザ生地には米粉を使い、モチっとしながら歯ごたえのある食感や、ふわりと広がる米の香ばしさ。「４つの鼓動」と名付けられたピザは、日本を代表する４人の職人が作る４種類のチーズが使われます。日本のチーズらしい、繊細な味が口の中に広がりました。

 

▲しらすがたっぷり！季節のピザ「海の潮風」

 

驚くほどしらすがのった和風のピザがとっても美味！この日は和歌山のしらすが使われ、ふっくらしたしらすの優しい塩味と、とろけたチーズとのマリアージュがベストマッチ。九条ネギや紫蘇の実の風味が冴える、たまらなく美味しいピザでした。

 

ここで紹介したお店は、渋谷サクラステージのごく一部。最新の渋谷グルメを楽しみに、味の冒険に出発してみてくださいね。＜text＆photo：湯川カオル子　問：渋谷サクラステージ　https://www.shibuya-sakura-stage.com/＞